35歳以上の「ミドル転職者」の失敗あるある 「前職の仕事のやり方を持ち込む」「今の会社を悪く言う」 | キャリコネニュース
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35歳以上の「ミドル転職者」の失敗あるある 「前職の仕事のやり方を持ち込む」「今の会社を悪く言う」

最近では35歳以上で転職する人も珍しくなくなったが、それに伴って問題も起きているようだ。エン・ジャパンが運営する「ミドルの転職」が、転職コンサルタント111人に「転職先企業への馴染み方」についてアンケートを実施。22日に結果を発表した。

経験豊富なミドルが転職すると、それまで培ってきたキャリアを振りかざして転職先で顰蹙を買ってしまったり、新しい環境にうまくなじめず力を発揮できなかったりするパターンがある。自信満々もほどほどにしたいものだ。

入社前に「上司や同僚」と会えれば馴染みやすい

なんで馴染めないんだ…

なんで馴染めないんだ…

どういう行動を取ってしまうと、新しい職場に馴染みにくくなってしまうのか。コンサルタントに「ミドルが転職先企業に馴染めない、よくある失敗例」を聞いたところ、最も多くあがったのは「前職の仕事のやり方を持ち込む」(66%)という意見だった。

「自分に自信のある方ほど、前職の経験を中心とする仕事の進め方を継続しがち」
「ミドルは仕事に自信を持っており、今更人に聞けない、尋ねると馬鹿にされるのでは?という意識が『溶け込み』を阻害する」

採用されたミドルは「過去の実績やスキルが評価された」と自信をもって入社してくるが、受け入れる職場には煙たがる人もいる。まずはメンバーとの人間関係を構築し、いまのやり方を頭ごなしに否定しないことが大事だ。

このほか、よくある失敗例としては「前職の会社と転職先企業を比較して悪く言う」(41%)、「転職先企業の社内ルールを軽視する」(34%)と続いた。

それでは、転職先にスムーズに馴染むためにはどうすればいいのか。コンサルタントに「やっておけばいいこと」を聞いたところ、入社前に「直属の上司や同僚と会う機会を作ってもらう」(71%)ことがトップになった。

「ポジション、環境、組織について事前情報を増やすことで、入社後に自身が置かれる状況をより具体的にイメージをしてもらえることにつながるため」
「生の声が聴けることで面接では聞けない情報も得ることができる」

「大手から中小へ」の転職は要注意

入社後にやっておくべきこととしては「周囲とのコミュニケーションを密に取る」(69%)、「転職先企業の仕事の進め方を理解する」(65%)が上位に。職場に配属された直後に張り切って改革に着手しても、部下が誰もついて来ないということになりかねない。

なお調査では、転職先企業に馴染むのに時間がかかる年代は「50代」(43%)と「40代」(42%)で、「大手企業から中小企業へ」(53%)転職する人だという。大手経験者にとって、中小企業は不備と感じることも多いかもしれないが、職場になじむことを優先して柔軟な姿勢で臨んでいきたいものだ。

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