「アルバイトにはお金以上の価値がある」広告コピーが物議 「それは世の中に余裕があった頃の話」というツッコミも | キャリコネニュース
おかげさまで6周年 メルマガ読者数
65万人以上!

「アルバイトにはお金以上の価値がある」広告コピーが物議 「それは世の中に余裕があった頃の話」というツッコミも

「アルバイトにはお金以上の価値がある」というキャッチコピーがツイッター上で批判の的になった。アルバイト情報「an」の広告で、冒頭のコピーの上に真っ赤な文字で「アルバイト=お金」とあり、そこに大きく黒いバツ印がついている。「アルバイトはお金じゃない」と強くアピールしてくるものだ。

2月17日、あるツイッターユーザーがこの写真と共に「あるわけねーだろ」とツイートすると、2万5000近くリツイートされ拡散している。

「少なくとも大学生は生活のためにバイトしていますよ!」

プロジェクトサイト

プロジェクトサイト

ツイートを見た人からのリプライには、驚きや拒否反応の声が上がっていた。

「え!?バイトって金を稼ぐためにやるものじゃないの?」
「こう言えば安くても働く」
「こういうのをやりがい搾取と言います!(中略)少なくとも大学生は生活のためにバイトしていますよ!私もそうでしたね!教科書買うために」

中には、「私が本当にイヤイヤながらも仕方なく働いているのは、家族と生きていくのに『お金をもらう為』のみです。『やりがい』など微塵もありませんw金ですよ、金!!それだけw」とまで言う人も。法律を無視したブラックバイトが問題になる中、世間は「やりがい搾取」に敏感だ。

この広告は、アルバイト・求人情報の「an」と金城学院大学(愛知県名古屋市)の学生達との共同プロジェクトによるもの。コンセプトからシナリオ作成、撮影・編集まで学生主体となって制作したというオリジナルCMの動画が、anのウェブサイトと一部の駅で公開されている。

内容は、飲食店を舞台にした「失敗してもいいじゃない編」「不純な動機でもいいじゃない編」の他3編。うまく行かないときでもお客様に感謝されたり、先輩にフォローされたりしながら前向きにアルバイトを頑張っていくという物語だ。学生さんクオリティは否めないものの、「アルバイトが良い出会いや経験の場になっている」と伝えたいことは分かる。

「やりがい」昔はあったが…今は学生たちに余裕はない

ツイートの中には、「でもやりがいなかったらソッコー職変えるけどなー」など、冷静な意見もあった。

「昔はあったよ世の中に余裕があった頃」

との指摘もある。確かにバイト代を遊興費に使えた20年ほど前なら、やりがい云々言う余裕もあっただろう。

現在の大学生は学費を自分で稼いでいる人が多い上、過剰な責任を課すなどのブラックバイトも問題になっている。余裕なく働き続けなくてはならない学生には、「アルバイト=お金じゃない」という言葉は屈辱的にすら響くだろう。

しかし、仕事がお金以外にまったく価値がないと否定はし切れないだろう。交友関係や仕事経験、視野が広がるなど、プラス面もあるはずだ。ただ、それも自分の働きによって正しい報酬が得られた上でのこと。現在のアルバイトはそれを感じにくく、ことさら「やりがい」を言い立てても共感は得られにくい。かなりツライ世の中になっていることを改めて感じた。

あわせて読みたい:「アットホームな職場」はブラック?

※ウェブ媒体やテレビ番組等で記事を引用する際は恐れ入りますが「キャリコネニュース」と出典の明記をお願いします。

キャリコネであの有名企業の「働きがい」「年収」「残業」の実態を見る

 

【PR】注目情報

関連記事

次世代バナー
次世代バナー
新しい働き方バナー

リサーチ

学生ですか? 社会人ですか?

結果を見る

Loading ... Loading ...
過去のアンケート結果はこちら

人気記事ランキング

  1. 「夫の年収、いくらなら専業主婦でも大丈夫?」妊婦の問いかけに「都内で子ども2人だったら1000万でもキツい」と甘くない声
  2. 【ウナギ代用品】イオンの「パンガシウスの蒲焼」(598円)食べてみた 皮の香ばしさはウナギ感満載、茶漬けにすると高級感倍増
  3. 猛暑と節電、エアコンはどうすれば? 家庭でできる節電テクニック
  4. 角川文庫、名作の最後の一行を並べた屋外広告が話題に 「勇者は、ひどく赤面した」「阿弥陀仏。ありがたいありがたい」はあの名作
  5. なぜか区に抗議? 中野ブロードウェイの乱「まんだらけアダルト店VSファンシーショップ」と、いつもの外野の泥仕合
  6. 非正規のボーナス、退職金めぐる最高裁判決、弁護士はどう見たか 「非常に残念な判断。高いハードルを設定してしまった」 
  7. 非行・犯罪歴のある人を採用したい企業を募集 窃盗歴のある男性、企業からは「即戦力」と高評価
  8. ついに手越も……NEWSメンバー4人中3人に不祥事発覚で増田貴久に同情の声「実質ソロじゃん」
  9. 法案ミスで"一太郎禁止"報道に農水省「ミスが原因ではない」 現在はWordが多数派
  10. 2万7000円払って雪おろし作業体験、参加するのはどんな人? 重労働、自腹も切るのに「リピーターが多い」理由

アーカイブ