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「30代童貞無職でも優しくされたい!」に注目集まる 男性主義とフェミニズム、どちらにも行き場がない男性たち

30代の男性が無職だと、世間の風当たりは強い。女性の場合「家事手伝い」などといって誤魔化す場合もあるが、男性は卒業したらすぐに就職し、一生働くものだという概念はまだまだ揺るぎない。そんな世の中に息苦しさ感じている人もいるだろう。(文:okei)

5月末、はてな匿名ブログに「30代童貞無職でも優しくされたい!」という記事が投稿され話題になっていた。仕事もなければ女性と交際経験もない場合、さらに世間は冷たくなると投稿者は感じているようだ。孤独感を募らせて、こう訴えている。

「ネットであれこれ議論されてるけど、結局どの思想や集団の旗の下に行けば30代で童貞で無職の俺は世の中に優しくしてもらえるの?」

「誰か俺に、俺たちに優しくしてくれ。ケアしてくれ」

居場所がない。

居場所がない。

「優しくしてくれるなら、どの思想でもいい」とも取れて、何を言っているのかな?という感じだが、投稿者は居心地のいい場所や考え方が見つからず苦しんでいる。その文章から、彼は日常的に2ちゃんねるやツイッターを長時間利用し、フェミニスト(男女平等主義)やジェンダー論を説く人たちに噛みつくタイプの人物であることがうかがえる。

それも確固たる信念があるわけではない。自分を「弱者男性」と位置づけて、そうした男性同士でゆるくつながりつつ、男性社会へもフェミニストへも反発してクダを巻いている、というような意味のことを書いていた。

「でも他に行き場がないんだよ」と孤独と絶望を訴える男性は、「俺は板挟みにある」とした上で、

「右からは、現実の男性社会が俺じゃあ抱えられないほどの男性性を備えろと要求してくる。左からは、フェミニストたちが俺が持っておきたい程度の男性性も捨てろと要求してくる」

と思い詰めている。おそらく、男なら働いて結婚して妻子を養うのが当たり前と言われ、一方であなたの男性的な部分がダメと責められる、と葛藤しているのだ。

投稿者は、どちらからも逃れる道は見当たらず、誰も優しくしてくれないことを拗ね、

「それがみっともないしクズだって言うなら、その通りだよ。でももし同情してくれるなら、誰か俺に、俺たちに優しくしてくれ。ケアしてくれ」

と長文を締めくくった。「俺たち」と言うからには、同じように悩める男性がたくさんいるという認識なのだろう。

多様な価値観の中、「男性の生き方」に苦しむ人たち

決して気持ちのいい文章ではないのだが、反響は意外と大きく、はてなブックマークは540以上ついている。

「まず働け」
「そういう増田さん(投稿者)は誰かに優しくしたの? もしくは老若男女問わずに優しくできるの?」
「全部してもらう側の発想だから不幸になっていくんだろうな」

という冷たい批判や突き放すコメントがある一方、意外にも励ましや心配の声のほうが多かった。投稿者に共感とまではいかなくても、その苦しみの意味が分かる人が多かったのだろう。

「マジレスすると『30代・童貞・無職・男性』という属性にアイデンティティを求めないことだ。確かに社会は属性で動くことも多々あるが、自意識までそれに引きずられて惨めになる必要はない」

という声が人気コメント1位になっていた。確かに、投稿者は外側からつけられるレッテルや他人の思想にばかり囚われている。気にしすぎといえばそれまでだが、何を自分の軸にすればいいか分からない状態で、とにかく気の毒になるほど弱り切っていた。

終身雇用が崩れ、雇用が不安定になったいま、旧来のようにガムシャラに働けば妻子を養えるという時代ではない。女性の活躍が叫ばれ、男性も家事・育児参加を求められ、価値観は多様化している。そんな中、旧来型の価値観との狭間で苦しむ男性が少なくないということだ。しかし、何が一番の考え方だなどと他人が決めることではない。変化の激しい時代、大人になったら誰でも、自分なりの価値観を再構築する必要があるのだろう。

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