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「公明党は悪口を言う前に自分の胸に手を当てて」と共産党激怒 公明党の「ハイエナ政党」ツイートを受けて

公明党広報の公式アカウントが6月21日、共産党を強く批判する内容を投稿し、ネット上で「ネトウヨと同じ」「正気か?」と物議を醸している。

同党広報は、「3つのKでわかる共産党」とし、

「汚い!実績横取りのハイエナ政党」
「危険!オウムと同じ公安の調査対象」
「北朝鮮!『危険ない』と的外れな発言」

と罵倒している。

公明党のツイートは「全てデタラメ」と反論

公明党広報の公式アカウント

公明党広報の公式アカウント

公明党と共産党は犬猿の仲で知られている。都議選を控えているからか、かなり強い言葉で批判しているが、こうしたツイートを共産党はどう受け止めているのか。

ツイートに添付された画像には、私立高校授業料の無償化や認可保育所の定員増加は「私たちが実現しました!」と記されている。しかし共産党の広報担当者は「全てデタラメ」「共産党の悪口を言うぐらいなら自分たちの政策を反省してほしい」と憤る。

「私立高校への助成金を増やす請願に共産党は賛成していましたが、公明党は否決してきました。小池都政になってから、急に手のひら返しをしたんですよ」

保育所の拡充についても公明党は反対を続けてきたのだという。

「私たちはずっと待機児童を減らすため、公立保育園の増設に取り組んできました。土地の確保と保育士の待遇改善によって待機児童を減らそうとしてきたんです。公明党はそれに対してずっと反対してきたんですよ。それなのに『認可保育所の定員増加』は『私たちが実現しました!』とつぶやいています」

共産党から反論する予定はなし「公明党の嘘にはいちいち付き合わない」

公明党のツイートには、共産党委員長の志位和夫氏(62)が言ったという「北朝鮮にリアルな危険はない!」という言葉が取り上げられている。これは志位氏のテレビ番組での発言を前後の脈絡を無視して歪曲したものだという。

「2015年11月にテレビ出演したとき、志位は『安保法が成立したら、アメリカ軍の後方支援やPKOなど海外での武力行使につながる危険がある』という旨の発言をしました。決して北朝鮮が危険ではないという意味ではありません。共産党は北朝鮮の核開発を批判してきましたし、北朝鮮は危険だと思っています。しかし日朝関係が緊張しているからこそ、外交で解決できるように努力すべきではないでしょうか」

公明党は「オウムと同じ公安の調査対象」とツイッターに書いていた。公安調査庁の公式サイトにも「破壊活動防止法に基づく調査対象団体」と明記されている。しかしこれについて広報担当者は「暴力的な手段で破壊活動をしようとしていると実証できなければ、破防法に基づいた監視対象とすることはできません。公安調査庁は法的根拠もなく『調査対象』にしているのです」と説明した。

共産党の小池晃氏(57)は、自身のツイッターで「こういうのを『怪文書』というのではないでしょうか。恥ずかしくないのからしらね」と批判していた。しかし共産党として公式に反論する予定はないという。

「こうした嘘は選挙戦を汚すものです。共産党はこんなものにいちいち付き合いませんよ。私たちの悪口を言う前に自分の胸に手を当てろと言いたいです」

有権者には、「その政党が何をやってきたのか、これからどのような政策を実現していくのかということを冷静に判断してほしい」と呼びかけた。キャリコネニュースは公明党にも取材を試みたが担当者が不在とのことだった。

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