直面したことのある社会問題「いじめ」が約3割で最多 「所得格差」「ブラック企業」「スマホ依存症」を経験した人も多数 | キャリコネニュース
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直面したことのある社会問題「いじめ」が約3割で最多 「所得格差」「ブラック企業」「スマホ依存症」を経験した人も多数

大和証券グループが出資する大和ネクスト銀行は4月17日、全国の15~69歳の男女1000人を対象に実施した、社会貢献に関する調査を発表した。

これまでに社会貢献活動に参加したことがある人は83.8%に上った。男女別では、女性が87.8%で男性の79.8%を上回っている。

一方、社会貢献教育を受けたことがある人は20.7%に留まった。年代別では10代が41.6%で突出している。

「買い物をして」「映画を見て」何かのついでに出来る社会貢献に関心集まる

社会貢献活動

社会貢献活動

参加したことのある社会貢献活動は、「募金」がトップで82.5%に上り、「自然・環境を守るボランティア(ゴミ拾いなど)」(32.7%)、「献血」(32.3%)も多かった。「物品の寄付」(24.8%)や「共通ポイント(Tポイントなど)の寄付」(20.5%)をしたことがある人も多い。募金や寄付など手間暇の掛からない活動の方が参加しやすいようだ。

参加の理由を聞くと、1位は「社会・人の役に立ちたいと思ったから」(44%)で、自発的に取り組んでいる人の多さが伺える。しかし「学校や職場の取り組みだったから」という人も23.4%いた。

一方、参加したことのない人に理由を聞くと、「興味・関心がないから」が19.1%、「自分の生活に余裕がないから」が18.5%、「参加する時間がないから」が16.7%だった。

それぞれの活動ごとの関心度を見ると、「買い物をして社会貢献」が51.4%、「子ども食堂」が54%だった。「映画を見て社会貢献」(51.9%)、「旅行をして社会貢献」(49.3%)への関心も高く、何かのついでにできるものに人気が集まっているようだ。

他にも自らの専門知識や技能・スキルを生かした「プロボノ」や「ライドシェア」等、新しい形の活動の認知度も上がりつつある。

今後、盛んになると思う社会貢献活動としては、「クラウドファンディングによる寄付」(22.5%)や「高齢者福祉のボランティア(高齢者との交流など)」(18.6%)を挙げる人が多かった。高齢化が進展するにつれて、福祉関連のボランティアはニーズが高まっていくだろう。他には「被災地でのボランティア」と回答する人も15.6%いた。

最も気になる社会問題は「子どもの貧困」

現在、気になっている社会問題は、1位「子どもの貧困」(39.8%)、2位「学校でのいじめ」(32.5%)、3位「地球温暖化」(31.9%)となった。また、「ブラック企業問題」(31.7%)や「所得格差」(28.4%)など生活に直結する問題への関心も高かった。

回答者本人や家族が直面した社会問題としては、「学校でのいじめ」(29.3%)が最も多く、「所得格差」(23.2%)、「ブラック企業問題」(19.4%)、「スマホ依存症問題」(13.3%)が続いた。

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