【最新版】自動車・輸送用機器界の働きやすい会社ランキング 1位の本田技研は「メンバー全員が年間有休100%消化」 | キャリコネニュース
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【最新版】自動車・輸送用機器界の働きやすい会社ランキング 1位の本田技研は「メンバー全員が年間有休100%消化」

企業口コミ・給与明細サイト「キャリコネ」は8月6日、「自動車・輸送用機器業界の働きやすい企業ランキング」を発表した。

本ランキングは、「キャリコネ」のユーザーによる「労働時間」「やりがい」「ストレス」「休日」「給与」「ホワイト度」の6項目の評価の平均点(総合評価)が高い医薬品業界に属する企業をまとめた。

トヨタ「雑誌などの給与ランキングがさほど高くないのは、大卒以外も入っているため」

自動車・輸送用機器業界の働きやすい企業ランキング

自動車・輸送用機器業界の働きやすい企業ランキング

1位:本田技研工業(3.65点)
~本田宗一郎が創業。グローバル生産の体制をいち早く強化~

自動車やバイク、除雪機・耕うん機といったパワープロダクツの開発や製造、販売を行う本田技研工業(Honda)。自転車用の補助エンジン製造から歴史が始まり、二輪車の世界生産は2014年に累計3億台を突破。1970年代から完全週5日制の導入や有給休暇取得推進などを行い、労働時間短縮に注力。「労働時間」「休日」「ホワイト度」の項目で他社に点差をつけた。

「有休取得率は非常に良い会社です。上司からはいつも有休を取得するようにと催促されます。有休を取得するのは組合員の権利でありそれを使うのは当然である、という風土があります。勤続5年以上の人は5日連続の有休を年1回取る権利があり、毎年確実に取得できます。私の職場はメンバー全員が年間の有休を100%消化しています」
(技術関連職 30代前半 男性 年収600万円)

「サービス残業等はできないようにしっかり勤怠管理されているので、働いたぶんはきっちりもらえます。忙しい部署では、年間360時間の残業を超えないように業務調整などに苦労することもあるようです。フレックスタイムも導入され、時間を個人で調整できるのは嬉しい。働き方も多様性があります」
(研究開発 20代前半 男性 年収700万円)

2位:トヨタ自動車(3.62点)
~世界販売台数、約1000万台~

日本を代表するグローバル企業「トヨタ自動車」(TOYOTA)は2位。毎月45時間分の残業代支給を保証する制度や、在宅勤務制度の対象拡大等を推進しているす。事業所内の託児施設にも力を入れており、2018年には病院と連携し、早朝・宿泊保育が可能な保育施設も新設。評価項目別では「給与の満足度」「仕事のやりがい」「ストレス度の低さ」でトップとなっている。

「(社風について)当然、求められるものはレベルが高い。それに対応するためモチベーションも高く、ルールもしっかり守るので会社に対して失望することはなかった。バブル崩壊やリーマンショックの後も暗くなることはなかった。会社や組合の行事も多く、家族も参加できるので家族で『この会社に世話になっている』と思うことができた」
(機械設計 40代前半 男性 年収800万円)

「査定も年功序列と実績の中間的で公正であり、特に不満はない。ボーナスは特に業績に連動しており、昨今は満足な額をもらえている(※2016年度に関する投稿)。ランキング雑誌等で平均年収がさほど高くないのは、大卒以外も入っているからだと思う」
(プロジェクトマネージャー 30代後半 男性 年収1050万円)

3位:デンソー(3.57点)
~自動運転技術などへの対応急ぐ~

自動車業界を代表するメガサプライヤー「デンソー」は、2013年から働き方改革に着手。法定以上の育児休暇や短時間勤務制度、在宅勤務制度などを整備し、2015年からは6月~8月までの3か月間、朝型勤務を促す「モーニングシフト」を導入。海外で活躍する若手人材を育てる制度や、健康促進のために条件を満たした従業員に手当を支給する「Start-up!応援金」という制度も。

「給料は、メーカーのなかでは、トップクラスです。十分な額をもらうことができ、仕事量に対しても十分すぎるほどです。大卒なら40歳で1000万円が平均になり、生活するぶんには申し分ありません。査定は公平ですが、そんなに差が出る査定はしません。皆同時に上がっていきますが、優秀な人は出世が早い傾向にあります」
(品質管理 20代後半 男性 年収600万円)

「わたしの所属している部署では残業管理が徹底されており、残業は月10時間以内、サービス残業はいっさいなかった。有給休暇も非常に取りやすい雰囲気であった。部署の雰囲気もよく、尊敬できる人が多く働いている」
(人事 20代後半 女性 年収450万円)

日産「長時間勤務は仕事ができない、またはマネージメントが悪いと評価される」

同4位:日産自動車(3.44点)
~電気自動車(EV)分野に注力~

4位は日産自動車(NISSAN)。ルノー・日産アライアンスに三菱自動車が加わったことでも話題に。グローバル企業としてダイバーシティを推進し、研修・イベント等を実施。コアタイムなしのフレックス制度や在宅勤務制度等も整備している。子育てとの両立支援に積極的な姿勢を見せており、社内託児所や情報交換用のSNSも。「女性の働きやすさ」に関する口コミも目立つ。

「男女のみならず、外国人も含めて区別なく管理職に登用していこうというダイバーシティの考え方が根本にあります。それがあるためか女性の管理職についている人は比較的多く、女性で管理職を目指したい方であれば、比較的なりやすい環境にはあると思います」
(機械設計 40代前半 男性 年収900万円)

「Happy8を推進しておりライフワークバランスを重視しているため、残業・休日出勤はできるだけ避ける文化になりつつある(※2015年度に関する投稿)。また、育児・介護等のための時短勤務制度やスーパーフレックスの活用など、働き方の多様性を尊重しており、働きやすい。長時間勤務は仕事ができない、またはマネージメントが悪いと評価される」
(マーケティング関連職 40代前半 女性 年収1300万円)

同4位:川崎重工業(3.44点)
~低迷していた船舶海洋事業も回復の兆し~

航空機・鉄道車両・船舶などの分野に強みを持ち、「ブルーインパルス」が使う中等練習機やオートバイ「Ninjaシリーズ」の開発・製造でも有名な「川崎重工業」。1919年に日本で初めて8時間労働制を導入した。2018年からは国内の正社員約9000人を対象に月4回まで利用できる在宅勤務制度を開始。理由を問わず、当日朝の申請でも利用できるという自由度の高い内容となっている。

「残業は月平均30時間程度と短く、休日出勤もほとんどなかった。ただし、納期がぎりぎりになって忙しくなるときは休日出勤があった。しかし、休日出勤したとしても、1か月以内に振替休暇を取得することができたので、労働時間と休日出勤については問題ないと思われる」
(研究開発 20代後半 男性 年収500万円)

「管理職になるまでに昇格試験は2回。30代手前と前半でそれぞれある。1回目の昇格試験に合格すれば年収550万円になり、2回目の昇格試験に合格すれば700万円前後になる。ボーナスは年に4回あるが、春秋のボーナスは一定で基本的に2か月分程度。回数が多くてもボーナスの額は業界平均である」
(経理 20代前半 男性 年収550万円)

6位:ジェイテクト(3.4点)

「週2日は定時退社日となっているが、強制的に帰らされるというわけではない。しかし、サービス残業は絶対にできない仕組みになっているので安心である。休日出勤も部署によるが、現場から比較的遠い部署では、ほとんどないと思われる」
(機械設計 20代前半 男性 年収400万円)

7位:ヤマハ発動機(3.38点)

「(残業・休日出勤の状況について)部署によっても違うと思いますが、月20~30時間。技術系は多い傾向にあるように思います。ただし、36(サブロク)協定で上限時間が定められているため、年間600時間以上の残業はできません。休日出勤は年に数回ありますが、基本的に休日は皆さん休みます。残業代は出るので、その点は良いと思います」
(デジタル回路設計 30代前半 男性 年収600万円)

8位:ダイハツ工業(3.32点)

「全体的に残業0ベースの機運が高まっており(※2013年度に関する投稿)、残業とフレックスで帳尻を合わせて月末には0にするという形になっていた。業務負荷が高くなる時期には0で抑え切れないこともあったものの、それでも最大30~40時間のレベルであった。休日出勤は、組合員に関しては少なくとも自分の周りではしている人を見ることはなかった」
(その他職種 20代後半 男性 年収450万円)

同9位:マツダ(3.31点)

「残業は忙しいときは多いが、そうでないときは基本ほぼありません。休日出勤も自分の場合はほとんどありませんでした。なかには残業を多くしている社員もいたが、残業代はすべて出るので不満はなさそうでした。自分は残業、休日出勤、勤務時間等での不満は一切なく、良い会社だと感じた」
(研究開発 20代前半 男性 年収400万円)

同9位:SUBARU(3.31点)

「残業は自分である程度調整可能です。うちの部では月30時間前後の人が大部分です。ここは部によってまちまちで、年間500時間以上やって、休日出勤もバリバリやる部署もあったりします。ただ、休日出勤すれば代休は絶対に取らされます。それなりに大きい企業なのでそういうところはきちんとしています」
(研究開発 30代前半 男性 年収600万円)

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