新型コロナで小売現場の不満爆発「客が怒鳴って押してきて警察沙汰に。それでも会社の対応はなし」 | キャリコネニュース
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新型コロナで小売現場の不満爆発「客が怒鳴って押してきて警察沙汰に。それでも会社の対応はなし」

悲惨な小売現場の実情とは

悲惨な小売現場の実情とは

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、マスクなどの品薄が続いている。ドラッグストアなど全国の小売現場は客の対応に追われているが、会社の対応に不満を抱く人も多い。キャリコネニュース読者からは、

「売り上げは前年比120%で推移するも、給料やボーナスは一銭も上がる気配なし」(50代男性/東京都/スーパー)
「冷凍でバラ売りしていた商品も全部パックにしなければならないので、毎日のサービス残業が2時間も増えた。来店客数も毎日数千人いるので感染リスクだって大きい」(40代男性/北海道/スーパー)

といった経験談が寄せられている。ドラッグストアで働く静岡県の40代女性は「マスクを買えなかったお客様から怒鳴られ、押されて警察沙汰になった。それに対して会社は何もなし。せめて全店に注意喚起くらいはしてほしい」と綴る。(文:鹿賀大資)

「同僚は夜に来る常連のお客さんに『取っておいて』と頼まれ、それを売っています」

兵庫県の40代女性が勤める手芸店では、客からのクレームと問い合わせが多発している。特にガーゼ類、マスクキット、ゴム類などの欠品や品薄が目立ち、客への対応で通常業務が滞る状況だという。しかし会社本部は、

「『ないものはない』という方針です。本部に対してマスク類に関する問い合わせは禁止と言われており、店員も基本自作マスク以外の着用はNGにされています」

という。女性は「入園入学セールで客足も多く、地獄を見ている感じです」と綴っている。現場をバックアップしない会社側の対応と悪さから、余計地獄に拍車をかけているようだ。

コンビニで働く東京都の50代女性は、あってはならない同僚の行為を明かす。その店舗ではマスクは夜中に入荷する。しかし、同僚は一部商品を“取り置き”しているという。

「夜に来る常連のお客さんに『取っておいて』と頼まれ、それを売っています」

女性曰く「近隣のコンビニでも、常連さんに頼まれて取っているという人がいるそうです」とのことだ。バレなければよいということかもしれないが、さすがに不公平だ。

「会社は残業の増加を認めてくれず、作業負担が管理者にかかってきている」

ドラックストア勤務の富山県の40代男性は、会社の残念な行為を挙げる。上層部はマスクの買い占めをわざと見過ごしている。個数制限を行うのではなく、値上げをしていたという。直属の上司については、

「クレームに対して現場を少しでも守ろうとする行動をとらない人です。現場サイドで対策として張り出したポップも、上司は剥がして回っていました。学校が休校になり人手不足になっても一切フォローはなしです」

スーパーに勤務する静岡県の40代男性は、「客は外出を減らしているのか、買い物頻度が上がっているように感じる」という。おかげで売上は好調のようだ。とはいえ、

「惣菜やパンなどのバラ販売を中止しているため、作業効率が悪化している。会社は残業の増加を認めてくれず、作業負担が管理者にかかってきている」

と明かす。

※キャリコネニュースでは引き続き【新型コロナ】ドラッグストア・スーパーで働いている人の声募集【新型コロナ】緊急事態宣言でも出社しなくてはいけない人に関するアンケートを募集しています。

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