元ストーカーが語ったストーカーの心理 「見捨てないでと追いすがってしまう」「電話に出てくれない相手が悪い」 | キャリコネニュース - Page 2
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元ストーカーが語ったストーカーの心理 「見捨てないでと追いすがってしまう」「電話に出てくれない相手が悪い」

ストーカーの心理とは

ストーカーの心理とは

元ストーカーとして登場したのは、守屋秀勝さん。3年前までストーカーをしていたが、入院やカウンセリングを経て、更生したという。現在は、加害者の更生を支援する団体の代表を務めている。

守屋さんは当時、「1日100~200通のメールやSNS(を送ったり)、電話をひっきりなしに一晩中かけっぱなしにしたり、そういうことをずっと相手が出るまでやっていました」という。当時の心境については、こう話している。

「相手に見捨てられるような言動を吐かれたときに、『見捨てないでよ』『自分はそんな人間じゃないから自分を誤解しないでよ』といって、『苦しいからとにかく電話出てよ』と追いすがっちゃうんですよ。自分がどうしてこういうふうにガンガン電話・メールしちゃうのか。それは相手が出てくれないから全部相手のせいだ、自分は何も悪くないと全部他人のせいにしていたんですね」

電話を掛けつづけたり、メールやLINEを送り続けたりするのは迷惑行為でしかない。しかしストーカー本人は”相手が反応してくれないのが悪い”と思い込んでしまっているようだ。

通報され、「テメェここまで俺を追い詰めやがったな」と女性に怒り

その後守屋さんは、女性の通報により、警察から警告を受ける。しかしそれによってストーカー行為がやむどころかむしろエスカレートしたという。

「パトカーと覆面(パトカー)が合わせて4~5台来ました。それで任意同行を求められたんです。当然僕が悪いんですよ、今思えば。でもそのときは『テメェここまで俺を追い詰めやがったな』『覚えとけよコノヤロー』と思って自転車で相手の家の周りをグルグル回っていました」

次第に相手への殺意まで覚えてしまったという守屋さん。さすがにこのままでは問題だと思い、自ら入院を決意。更生に至ったという。

守屋さんは自らの経験や,ストーカーへの更生支援を通し、ストーカー被害を減らすためには罰則の強化、加害者にGPSを装着し監視を強化することが必要だと訴えている。またストーカーには、人間関係が苦手で相手との適切な距離感をつかめない人が多いので、カウンセリングや治療が必要だという。

守屋さんは現在、任意団体「ストーカー・リカバリー・サポート」の代表として活動している。被害者・加害者の双方に対し、電話カウンセリングや対面カウンセリングを行ったり、ストーカー加害者のための更生ミーティングを実施したりしているという。

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