いくら好きだからといって、恋人に大金を貸すのは危険だ。投稿を寄せた埼玉出身の50代女性は、かつて車が趣味の年下彼氏と付き合ったときに60万円を貸してしまったことがある。
果たして二人の関係は、貸したお金はどうなったのか。顛末を追ってみよう。(文:湊真智人)
24歳だと言っていた彼氏、実は22歳だった
女性が28歳だったときのこと。当時、横浜の山下公園では男性が車に乗ってナンパするのが流行っていたそうで、24歳だという彼氏ともナンパで知り合った。その後、本格的に付き合うことになったとき、彼氏に「本当は22歳」と打ち明けられたそうだ。
年齢サバ読みは驚くが、しかし女性も「26歳」とサバを読んでいたようで、6歳差のカップルが誕生することになった。だが年齢差はささいな問題であったようで、むしろ女性は彼氏にのめり込んでいった。
そしてある日、車が趣味の彼氏からこんな提案を受けた。
「この先結婚したらこの車はもう〇〇ちゃん(投稿者の女性)の物と同じだから、一緒にカッコよくしてこうよ」
「ドレスアップするお金を貸してくれない?」
要は、自分の車をカスタムしたいから金を貸してくれ、ということだ。学費や生活費ならまだしも、趣味に使うために金を無心してくるのはロクでもない。普通なら断るが、女性は当時彼氏にぞっこん。「結婚」もほのめかされて断れなかったのだろう。結局60万円渡してしまった。
「子供達にも教訓としてこの話をしています」
しかし、お金を受け取った後に彼氏の態度は変わっていった。デートの回数は徐々に減っていき、ドタキャンも多くなったという。例えお金が絡んでいなくてもよくない傾向だ。そしてとうとう肝心の「お金の支払いも滞る」ようになってしまった。
これには女性も我慢ならず、「(彼氏の)親に連絡」しようとしたところ、女性の友人は、
「ダメ男と見抜けなかった勉強代と諦めな!」
と諭してくれたという。早めに見切りをつけて別れたほうがいい、という意味だったのだろう。女性はこの助言に従って「さっさと縁を切る為にお金は諦めました」と話している。
「私みたいに騙されないように、子供達にも教訓としてこの話をしています」
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