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長時間労働が常態化している職場は、辞める時も一筋縄ではいかないことがある。大阪府の40代女性は、以前勤めていたあるドラッグストアでの過酷な勤務実態と、上司に「辞めます」と伝えた後の騒動について投稿を寄せた。
その店は、医薬品から日用雑貨まで幅広い商品を扱っていた。そこで女性が任されていた業務量は、常軌を逸していたようだ。(文:篠原みつき)
「経営以外の全てを任されていた」
「日によっては顧客名簿の管理や案内状発送、レジ打ちと売り上げ計算、発注から品出しまで、経営以外の全てを任されていた感じです」
「新製品の企画やモニターもしていて、やり甲斐はあるものの、始発から終電まで働き詰めという事も多く限界でした」
「始発から終電まで」という勤務時間は、明らかに労働基準法を無視している。心身ともに限界を迎えた女性が退職を決意するのは無理もない。
復習を警戒?陰湿な嫌がらせが始まる
店長を通じて人事に辞意を伝えると、会社側は慌てふためいた。
「事実上の最高権力者である本部マネージャーが、強固に引き留めに飛んで来ました。それでも我慢し続けた私は限界、決意は変わりません」
現場を回していた女性に辞められては困るという会社の都合はあっただろう。それでも退職が決定すると、会社側の態度は一変した。
「今度は他の社員と雑談したりLINEを送り合ったりすることを禁止。よほどリベンジされる心当たりがあるのでしょうね」
情報の漏洩を防ぎたかったのか、あるいは他の社員への連鎖退職を恐れたのか、あまりにも陰湿なやり方だ。さらに、金銭面での酷い仕打ちも待っていた。
「最後はアテにしていた退職金ももらえず、有給だけ消化して辞めました。現場の仲間から花束を頂いたのだけが救いです」
貢献してきた社員に対して、最後まで誠意のない対応だったようだ。しかし花束を贈った現場の仲間たちだけは、女性の退職に理解を示していたことだろう。
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