なりたかったプログラマーから、エンジニアを支える存在へ | キャリコネニュース
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なりたかったプログラマーから、エンジニアを支える存在へ

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幼少期からものづくりが好きだった木村 智宏。株式会社ゆめみで働く友人から、その自由度な社風や技術力の高さを聞いたことがきっかけでゆめみへの転職を決意します。プロジェクトマネージャーとしてメンバー、そして家族を大切にする木村。そんな木村が、ゆめみへの想いやこれからの目標を語ります。【talentbookで読む】

好きだったものづくり──プログラマーになりたい

子どものころからものをつくるのが好きでした。分解して別の形にしたり、パーツを組み合わせて別のものにしてみたり……。その様子を見て親が喜んだり楽しんだりしている様子を今も覚えていて、自分がつくったもので人が喜ぶことが嬉しいと感じる原点になっている気がします。

また親がパソコンを持っている友人がプログラミングをしていたので、子どものころからプログラミングの存在は知っていて、マイコンBASICなどを読んで、自分でも勉強していました。

ファミコンが出てきたときには、プログラミングをしたものがみんなの目に見えるものになるというおもしろさに感動しましたね。そうした経験からプログラマーを目指したいと考え、大学ではシステム学科を選びました。

最初に就職した会社では、携帯電話開発に携わっている会社でした。当時はガラケーで音も3和音の時代。しかし16和音がリリースされたのをきっかけに、その会社ではヒーリング音楽のダウンロード配信を企画していたんです。今後の流行を捉えていることに魅力を感じ、入社を決めました。

ヒーリングミュージックの作曲家様との打ち合わせに同席することもあり、興味を持った分野に携わっていました。ただ、立ち上げに時間がかかってしまっていたため、電話の子機をBluetoothによる無線にした商品を展示会に出したいという依頼をもとに、試作機をつくっていましたね。

実際に展示会に出ている製品を見に行ったとき、みんなが興味を持って触れてくれていたことは心に残っています。

今思うと、間に壁があるだけで通信できない状態だったBluetoothが、当たり前に使われる世の中になるとは当時には思いませんでした。

ある時、Bluetooth電話機チーム(といっても2人でしたが……)のリーダーが病気で入院することになり、なし崩しでクライアント窓口と実装対応を「人がいない」という理由で任されることになりました。しかし、その当時会社として組織体制に課題があり、解決が難航していたんです。それであればもっと魅力的なフィールドがあるのではないかと考え、退職することにしました。

次に転職した会社はSESの会社でしたが、このとき身につけたC言語の知識とプログラムで機械を動かす仕事興味を持ったことをきっかけに、複合機のFAXUI開発を行う会社に出向することを決意しました。

大規模プロジェクトでのPL経験──ゆめみとの出会い

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この会社では、FAXのGUI開発に携わり、新機能となる認証機能の作成に携わりました。

認証という複雑な機能だったのですが、テストによるバグが100件以下という品質の高いものを提供できました。認証という操作に常に影響する機能であったため、常にお客様の要望を追求していく仕事でした。

また、ユーザーがどれだけわかりやすい操作でFAXを送れるかを考えながら、UIや追加機能の改善を考えることが求められました。また、相手につながったタイミングですぐに送信動作を行うことができるかなども大事なポイントでしたね。

その会社では、UIパネルのAndroid化にともなう数百名規模のプロジェクトに携わることができました。複合機全体の制御をすべてJavaにしたいという思想のもと始動したプロジェクトで、UI制御部分に携わることができました。

非常に大きなプロジェクトで「ビルに入っている人々がほぼ関わっているのでは?」というくらいの規模で緊張感がありましたね。作業の遅れが許されない環境下で、スケジュール管理を得意としていた私はそこでPL(プロジェクトリーダー)を担当することになりました。

実はこの、大きな経験をした会社に出向したとき、すでにリーダーとして活躍していたのが、今もゆめみで大きく活躍している阿部 勝さんでした。

プロジェクトが大きくなるに連れ、PMとして頭角を現し、そのサポートをしていくことで私も大きな成長をすることができました。

先にゆめみに転職された阿部さんから、ゆめみの自由度や技術力の高さの話を聞くうちに、「転職したらもっと技術向上につながっていくのではないか?」と思い、紹介してもらったんです。その後、無事に採用が決まり、ゆめみへ転職を決めました。

お客様に真摯に向き合う。エンドユーザーにどれだけ価値を提供できるか

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ゆめみに転職してから、当初はアプリ開発を担当していました。前職で培った力を生かしながら、顧客の要望に沿って変化に対応していましたね。

私はアプリ開発を担当する中で「お客様に対して、どれだけ高い品質を提供できるのか?」を常に考えています。というのも、お客様からいただく「?したい」といったご要望が、お客様ひとりの主観である可能性があるからです。だからこそ、お客様が見えていないような、その先にいるエンドユーザーに対してどのような価値提供ができるかを考えて提案するように心がけています。

その場合、ユーザーが使ったときに何を感じるか?どれだけプラスがあるかといった点を含めて提案するようにしています。ときには「〇〇をすることによって〇〇というリスクも想定されますがそれでもやりますか?」という話し合いをすることもありますね。エンドユーザーに対してどれだけ価値が提供できるのか、それがお客様にとっても一番の喜びにつながるので、意識している部分です。

「PMが一番下っ端」みんなが働きやすい環境をつくる

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2020年現在、私はPMとしてチームの陣頭指揮にあたっています。「風通しの良い環境づくり」を目指してマネジメントを担当しています。

私は、社内のメンバーに自由に作業してもらいたいと考えているんです。だから、風通しがいい環境にし、話しやすい雰囲気をつくる。そうすることで、ひとつのゴールに対して蛇行しながらも互いに刺激を受けられると考えています。言いたいことが言えない状況はつくりたくありませんからね。

というのも、私はPMが一番下っ端だと思っていて、ひとりでは何もできないと考えています。だからPMの仕事は、いろんなことができるエンジニアの人たちが働きやすく、モチベーションを上げられる環境をつくることだと思うんです。そのためにもエンジニア一人ひとりの経歴にとってプラスになるような仕事をしてもらえるのが理想です。

正直、今はまだこのようなマネジメントを実現できていないと思うので、今後のマネジメントにおける目標にしたいですね。

また、PMは親しみやすい雰囲気でいることも大切だと思っています。私自身、チームの中ではいじられキャラで、熊谷に住んでいるので暑さのネタでいじられることもあるくらい(笑)。くだらないおふざけも言えて、笑顔の絶えないチームをつくることも、マネジメントの秘訣かもしれませんね。

私にとって笑顔にしたい人は身近な人です。第一に家族。ゆめみとしての働き方は家族を大事にすることができます。たとえば、新型コロナウイルスの流行前からリモートができる環境でした。技術力の高さも魅力でしたが、身近な人を大切にしたい私にとって、ゆめみの働き方はとても合っていると思います。

第二にエンジニアメンバーです。当人がただ疲弊して得るものがなかったという体験はつくりたくないんです。当人のプラスになって、他のプロジェクトに行ったときにも「あの経験が良かった」と思ってもらえる体験をしてもらいたいです。

私にとって、阿部さんや現在担当しているプロジェクトの前任のPMが目標なんです。技術を持ってその知識をもとにプロジェクトを進めていくことができる点は、見習いたいと思っています。今後はサーバー側の知識を吸収し、幅広く技術面を見られるプロジェクトマネージャーになりたいです。

株式会社ゆめみ / YUMEMI Inc.

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