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【モンスーンカフェ】グローバルダイニングの平均給与はいくら? これだけもらえる優良企業

あの会社の社員の平均年収はいくら?

あの会社の社員の平均年収はいくら?

上場企業の財務諸表から待遇を探る「これだけもらえる優良企業」シリーズ。今回は、「モンスーンカフェ」「ラ・ボエム」「権八」などの飲食店を展開するグローバルダイニング(東証2部)を取り上げます。

グローバルダイニング社員の平均年収は508万円

最新データ(2019年12月期)によると、グローバルダイニング社員の平均年間給与は508万5174円。前期より減っていますが、4期前より15万円あまり増えています。

  • 2015年12月期:493万0474円
  • 2016年12月期:494万7818円
  • 2017年12月期:496万8468円
  • 2018年12月期:513万9790円
  • 2019年12月期:508万5174円

この額には、賞与や基準外賃金(手当など)も含まれています。

グローバルダイニングは、都内を中心に「モンスーンカフェ」や「カフェ ラ・ボエム」など計40店舗あまりを展開する会社です。

1976年にパブレストラン「六本木ゼスト」をオープン。1997年に現社名に変更し、99年に東証2部に上場を果たしました。和食レストラン「権八」は、2002年の小泉・ブッシュの居酒屋会談や、映画「キル・ビル」撮影の舞台にもなりました。

2007年12月期には売上高が169億円に達したものの、当期純利益で3.3億円の赤字に。08年12月期には1億円の経常赤字、10年12月期には7200万円の営業赤字に転落しています。15年12月期以降は売上高100億円を割り込み、慢性的な赤字体質に。19年12月期も3.3億円の最終赤字でした。

グローバルダイニング社員の平均年齢は33.6歳

次に、従業員数と平均年齢、平均勤続年数(ともに単体)を見てみましょう。

グローバルダイニング社員の平均年齢は33.6歳と比較的若く、平均勤続年数は4年前後です。ざっくり言うと、30代前半で500万円もらう人が多いということでしょうか。

  • 2015年12月期:238人(32.3歳・3.6年)
  • 2016年12月期:246人(32.6歳・3.8年)
  • 2017年12月期:255人(33.1歳・4.1年)
  • 2018年12月期:244人(33.1歳・4.0年)
  • 2019年12月期:227人(33.6歳・4.3年)

米国子会社などを含むグループ全体(連結)の従業員数は、2019年12月期で239人。ほとんどがグローバルダイニング本体(単体)の従業員です。

創業者で現社長の長谷川耕造氏は現在71歳。ツイッターのプロフィールには「死ぬまで諦めない」「タフ&クール」がモットーとあります。

2020年8月に東京都が飲食店に営業時間短縮を要請した際、長谷川氏は「経済への影響の方が深刻」と平常通りの営業を敢行しましたが、客数が大きく落ち込み、20年12月期の通期業績予想は売上高が前期比39.1%減の58.6億円、経常損益が11.3億円の赤字となる見通しです。

20時までの営業では「雇用の維持は無理」

グローバルダイニングは1月8日から再発令された「緊急事態宣言」の後も、店舗の通常営業を続けると発表しました。

長谷川社長は自社のウェブサイトで、20時までの営業では「事業の維持、雇用の維持は無理」とし、現在の協力金やサポートでは時短要請に応えられないという考え方を示しています。

ただし、ここ数期は業績が思わしくなかったことを考えると、赤字の原因はコロナ禍だけとはいえないでしょう。

昨年4月以降、社長の月額報酬の50%を減額、正社員についても月額給与の4.8%~10%の賃金減額を労働者の同意の下で実施するとしています。

複合施設「G-Zone銀座」など不採算店舗の閉鎖も発表していますが、さらなる抜本的な経営改革は不可避と見られます。

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