これまでの経験が、道を拓く力になった──新規事業立ち上げまでのつづら折りな道筋 | キャリコネニュース
おかげさまで6周年 メルマガ読者数
65万人以上!

これまでの経験が、道を拓く力になった──新規事業立ち上げまでのつづら折りな道筋

▲営業本部の毛利

▲営業本部の毛利

2020年現在、INTLOOPにて新規事業を牽引する毛利 敬悟。彼は当社に入社するまでに広告、人材とさまざまな業界・業種で経験を積んできました。そんな彼が当社に入社した理由から、描いている青写真まで毛利自身の口から語ります。【talentbookで読む】

INTLOOPの人材ソリューション営業から、DX事業を開拓する立場へ

2018年7月にINTLOOPへ入社し、当時は人材営業本部で人材ソリューション営業を担っていました。そして今年の4月から営業本部へ異動し、現在は新規事業の事業企画や、顧客のDX支援を担うDX事業部にリードを渡すための営業活動を行っています。

チームは、部長が1人、その下に8、9人という体制。その中には転職事業を立ち上げるチームや、WEB広告を専門に営業する人や、ITソリューション営業といってお客様の経理や会計業務に対してパッケージ導入等を提案する役割の人がいます。

私は、INTLOOPが掲げるDXサービスの1つのデジタルマーケティング領域の営業を担っており、具体的には「オウンドメディアをつくりませんか」「ECをリニューアルしませんか」とお客様に声をかける活動を行っています。

当社としても、DXに関わる営業部門を新しく立ち上げたばかりなので、トライアンドエラーを繰り返しながらやっています。それらDX営業と並行して、リリース前の新規事業の立上げも担っています。当社が今、提供しているハイパフォーマーというプラットフォームと属性が近いものです。

ハイパフォーマーはコンサルタントやエンジニアを支援するプラットフォームですが、扱う職種を変え、演出も少し変えて、新しくプラットフォームを立ち上げる──そんな業務を4月から継続的に任せていただいて、今に至ります。

“ものづくり”に携わった経験は、現在にも活きている

▲某大手電機メーカーPV撮影での1コマ(L.A.ロケ)

▲某大手電機メーカーPV撮影での1コマ(L.A.ロケ)

よくある話ですが、学生時代に通勤している人を見て、「いつも同じ場所で同じことをやる生活が私に合うのかな?」という思いを持っていました。ただ、当時は就職氷河期の終盤。食いっぱぐれるわけにもいかないので自動車メーカーのディーラーや、通信会社のケーブルテレビ販売等の営業職なども就活で受けていて、何とか内定も頂いていました。

またいろいろな会社を受けていく中で、某TV局の就活イベントに行ったことをきっかけにコンテンツ制作にも興味を持ちます。ちょうどドラマのディレクターさんがお話しされているのを見て、とても魅力的なコンテンツを作成しているなと思いまして。そのため、営業とコンテンツ制作の二軸で就職活動を行っていました。

根底にあったのは“ものづくり”への想いだと思います。ただ段々とドラマというより、広告の方に興味があることに気付き、広告やPR事業といった会社もいくつか受けていました。

そうして大学を卒業して入った会社ではどちらかというと広告より、企業エントランスとかに流れているビデオや、東京モーターショーの宣材用の記録ムービーとして、映像にイベントの模様を記録していくような仕事をしていました。

しかし、もともと広告に興味がありましたので、これでは私のやりたいことと少し違うなと思い、TVCM制作に携われるような会社に転職。その後も規模感の大きな仕事の方が箔が付くかと思い、大手広告制作会社に再度転職したんです。

これまでさまざまな会社で働いてきて、ものづくりはいろんな視点で課題とか企画に向き合わないといけないので、そこは今につながっているというか、共通している部分だと感じています。

いろんな手法がありますし、人によって捉え方も違う。そういう多角的な考え方は人材ビジネスにも活きていると感じます。人間は誰しもいいところも悪いところもあるので、その人のキャリアを考えるとか、その人への見方を変えてみる、という点では役に立っているのかな、と。

また、ものづくりって結構スケジュールが厳しいんです。なので、スケジュール感を持って進めていくという点においては、営業活動においても活きていると言えるでしょう。

「やりがい」と「人材」。ふたつの軸からINTLOOPにたどりつく

▲商談中の毛利

▲商談中の毛利

人材業界への転職のきっかけは、恥ずかしながら当時の会社が忙しすぎて、その時ちょうど家族ができ、2人目の子どもが生まれたにも関わらず、なかなか家に帰れなかったことです。

その結果家族とギクシャクしてしまい、ワークライフバランスを考えないといけないなと思いました。自分の仕事の仕方が悪かったのかな、仕事をする上で大切にしないといけない事は何かな、とかいろいろ反省や考えることはありましたが、その上で私が大切なのは家族だと結論したんです。

それならいっそのこと業界変えた方がいいのかな、と。広告業界や映像業界にはさまざまな企業がありますが、どこにいったってそんな変わらないような気がして。

その当時自分がやっている仕事で、人に携わるというのも大きな要素のひとつでした。人と人との接点に対する強さがあると自負しており、それぞれのスペシャリティを見抜いていろいろなお願いをするという流れが、人材でも生きるのではないかということで、人材業界を志望しました。

営業経験はありませんが人と話すのは好きでしたし、自分はもともと制作側にいたので、今度は制作する人を手配するというのが良いなということで。また、同じ業界のままだとフラットな目線で世の中を見られないなと感じたこともあり、人材業界に飛び込むことを決めます。

しかし、そうして入った会社では業務に慣れてからは人材派遣や転職の営業活動がルーティン化してしまい、それが3年くらい続いていました。

また、あまり自分が出世していくビジョンが描けなくて。頑張って成果が出ても、逆にあまり売り上げが出なくても評価がずっと一定だったので、モチベーションを保つことが大変な環境だったんです。

転職は2つの軸で探していました。より企画営業寄りの営業活動ができるところというのがひとつ。コンサル領域やITと、今までにないところを求人で見ていました。もうひとつは、「人」に携われるかということです。

INTLOOPに対しては、ご面談であった方々がフランクで話しやすかったため、好印象を抱きました。他に迷っている会社もありましたが、INTLOOPがすごく早く返事をくれたので、いい会社だなと思い、入社を決めたんです。

変化する環境の中で、自分と周りの“楽しさ”を追求し続ける

INTLOOPにはいろんなバックグラウンドを持つ方がおり、ユニークな印象を受けました。

また、仕事内容はシンプルではあるんですけど、対応するお客様がコンサルタントやエンジニアの方々であり、これまでと毛色が違っていたので新しく勉強できることが増えました。また昨今DXやITは話題になっている言葉なので、そこに近いところでお仕事できるのは、大きな刺激になっています。

そして、「自分の描くキャリアを選べる」と言われて入社したのですが、そこに関してのギャップもないですね。いろんなキャリアパスがあるというのは転職するときから魅力的でした。

そういった意味で、今回の営業本部への異動は、まさにその言葉通りのポジティブなものだと言えます。

ちょうど2020年4月で入社から2年くらい経つところだったので、私もそろそろ新しいことへチャレンジしたい気持ちがありました。そのタイミングで会社から、「こういう組織が立ち上がりそうだ」という話を今年の1、2月くらいにいただいたのです。

また、半期に一回、会社に提出する評価シートというものがあります。そこに毎回「新規事業の立ち上げに携わりたい」と書いていました。それを見ていただいたんだと思います。そういう社内で大きくキャリアパスを描ききった人は、まだあまりいないので、それが響いたのかもしれません。

これからのプランとしては、一旦年内に新規事業の立ち上げが始動しているので、来年以降はおそらくテストマーケティングという形で、模擬的に営業活動をしていくことになります。

テスト運営の一環としてまずは案件を獲得するなど、どのくらいのスケジュールになるかわかりませんが、なんらかのマッチングプラットフォームをつくることになると思います。

そういったプラットフォームには先駆者がすでに多くいますが、他の会社との差別化するようなポイントを常に考えています。その上で実装したい施策もあるので、なんとか実現して売上拡大につなげたいですね。

これまでのキャリアを通して培われた、大事にしている価値観として「周囲の環境は自分で抑制できず勝手に変化していくもの」だという思想があります。そこにうまく楽しみを見出したいと、日常を送っているんです。そして、その楽しみを他の人にも提供できるよう、これからも尽力していきたいと思っています。

INTLOOP株式会社

この会社にアクションする

アーカイブ