――まず、貴院の特徴的な取り組みや制度を教えてください

弊院では、大きく２つの取り組みに力を入れています。まず、１点目の取り組みは人材育成です。新人の方に対しては、徹底した教育カリキュラムを用意しています。例えば、入社後先輩がカリキュラムに沿って丁寧に指導します。カリキュラムの進行状況も掲示して周知をしているので、全員が新人のフォローをすることができます。無理なく知識、技術が取得できるので新人の方でも安心して頂けます。

また、県内外の外部研修にも積極的に参加しています。参加者については、都度、各自の希望に任せており、研修参加にかかる費用(交通費や宿泊費含む)や資格取得費は全額医院側で負担します。研修に参加した社員は、研修内容をレポートでまとめ、ミーティング時に全員へ共有してもらうようにしています。スキルアップに応じてしっかり昇給する評価制度も策定しています。現在はコロナ禍で、外部研修の参加も控えていますが、コロナ以前は毎週、社員の誰かしら外部研修に参加していました。

2点目の取り組みは、長く働きやすい環境づくりとして有給消化率100％、残業が削減される仕組みを構築しています。

有給消化率100％、残業も削減！定期的なマニュアルのアップデートで業務の属人化を防ぎ、業務効率をアップ

――有給消化率100％、残業削減に向けて工夫していらっしゃるポイントはありますか？

それぞれの業務にマニュアルがあり、社員が外部研修に参加した際にノウハウを共有したり、改善案を相談し合いながら定期的に更新・アップデートを繰り返しています。特定の社員に業務が集中しないようにマネジメントしたり、新人の方が成長しやすい社内教育制度を充実させ、マニュアルもしっかり浸透されているため、業務の属人化を防ぐことができています。このようなことから、残業が削減され、30分～1時間程度/月になりました。

有給消化についても、社員が休んでもしっかりフォローできる体制ができています。また、有給管理シートで残数をチェックし、残業を管理する担当者や院長が該当者へ声掛けをしっかりして取得しやすい環境と雰囲気作りを心掛けています。
女性が多い職場なので、子育て中の方も休みやすい環境で育児との両立を図っていただけます。

――人材育成強化や有給100%取得・残業削減によって感じられた変化はありますか？

ワーク・ライフバランスへの意識が高まり、チーム全員が決められた時間内で仕事を終わらせようと工夫するようになり、作業効率もアップしています。

――ホワイト企業認定取得を目指したきっかけを教えてください

すべての社員が安心して働ける環境、そして社員のご家族から見ても安心して社員が働いていられる環境であること、そして社員が医療法人夢昂会で働いて幸せだと思ってもらいたいと思ったことから、第三者評価の認定制度で弊院の取り組みを可視化してみようと思いました。

――ホワイト企業認定取得後に、社内外から得られた効果

当院が当たり前と思っていた取り組みが、他院とは違うことでやりがいを感じているようです。また、ホワイト企業認定取得によって、より一層働き方改革に力を置くようになりました。また求職者へのアピール材料となっています。

――コロナ禍で新設した制度や取り組みはありますか？

来院される患者様を守るとともに、スタッフの安全のために日々感染予防対策にも精進しております。その一つとして医療機関向けの空気浄化装置を設置しました。また、スタッフに感染リスクから守り、安全な職場環境を提供するための情報収集に努めて参ります。

――今後注力してく取り組みがあれば教えてください

開業32年目を迎えるにあたり、患者様に喜んでいただける歯科医院であるためには社員が健康で笑顔で楽しく仕事ができる環境でなければならないと思います。社員も経営者もどんな小さなことでも話し合える環境を作っていきたいと思います。皆で日々努力し成長していきたいと思います。

――最後にホワイト化を目指す企業様へ一言お願いします

従業員の笑顔は企業の宝です！

＜ホワイト財団のインタビューページ＞