闇すぎるIT業界転職談「未経験で入社するも、仕事はコールセンター。キャリアアップは絶望的」 | キャリコネニュース
おかげさまで9周年 メルマガ読者数
65万人以上!

闇すぎるIT業界転職談「未経験で入社するも、仕事はコールセンター。キャリアアップは絶望的」

IT企業に転職したのに、実務はコールセンター

IT企業に転職したのに、実務はコールセンター

コロナ禍をきっかけに、転職を検討する人がいるかもしれない。しかし、転職先は慎重に検討したほうがいい。都内の30代男性は将来に対する不安から、未経験でIT企業に転職したが、その実態は「ITではなく、コールセンターと二交代制の夜勤だった」と悔やむ。

「『会社はIT未経験者にはITの仕事を振らない』と後から知った。雑用でもいいのでITの業務に携わればキャリアアップも見込めるが、今の業務内容ではムリ。騙されたと感じたし、この業界の闇を知った思い」

企業によっては、求人票に聞こえのいいことばかりを書いている場合がある。「そう都合のいいことばかりではない」と肝に銘じ、企業の評判をよく下調べするべきだろう。(文:大渕ともみ)

「仕事をしたほうが、収入が少なくなるってどういうことでしょう……?」

前職との給与のギャップから、転職を後悔する人もいる。群馬県の50代男性は、もともとNPO法人の設計会社で働いており、「月収は40万円近くありました」と明かす。男性は契約終了を機に転職活動を行い、現在は派遣社員としてエンジニアの仕事をしているが、

「今の会社は、フルタイムで働いて手取り月15万円です。転職前はポリテクセンターに通ってCADを習っていましたが、そのときは遊び半分で過ごしていたのに、月20万円の失業手当をもらっていました。仕事をしたほうが、収入が少なくなるってどういうことでしょう……?」

と不満の声を上げた。前職の給与が高かったために、失業手当の支給額が現職の月収を上回ってしまったようだ。転職活動時に、給与面をもっと重視したほうがよかったのかもしれない。

「私が異議申し立てをすると、途端に問題社員扱い。不当解雇されかけました」

都内の30代女性は、ホテルの人材育成職からサービス業に転職したが、「失敗した」と感じている。「いろいろな経験ができます」という言葉に惹かれて入社したものの、その実態は単なる常用型派遣だったのだ。女性は、

「企業説明会での説明不足はもとより、社内のコミュニケーションもまったくできない企業でした。私が異議申し立てをすると、途端に問題社員扱い。不当解雇されかけましたが、ユニオンに間に入ってもらって、なんとか不利にならないよう終われました」

と振り返る。どうにか”解雇”を避けられたとはいえ、「キャリアを壊されたのは事実ですね」と女性は憤った。

ほかにも、

「自分の仕事内容がスケールダウンした。スキルアップというより、スキルダウンした感じ」(30代男性/管理・事務職)

「募集要項と実際の業務が異なっていて、続けられなかった」(40代男性/IT系技術職)

という転職失敗エピソードが寄せられている。

※キャリコネニュースでは引き続き「転職失敗・成功エピソード」のほか職場で起きた窃盗事件共働き・片働きの不満などのアンケートを募集しています。

【PR】注目情報

関連記事

次世代バナー
次世代バナー

アーカイブ