保護から1年…”同一猫”に見えないと話題の「シャムトラ」 ビフォーアフター写真が話題
猫は生まれて1年ほどで成猫になりますが、その成長過程でガラリと見た目が変わる猫もいます。なかでも「シャムトラ」と呼ばれる毛色の猫は、子猫のときは白っぽくても、成猫になると黒っぽくて模様も出てきます。SNS上では比較画像が投稿され「同一猫に見えない」と話題になっています。
今回はそんなシャムトラの女の子「ひめ」さんの驚きのビフォーアフターをご紹介します。(取材・文:辻ひかり)
床下からミャーミャー。救出したら自ら家の中に入ってきた
ひめさんの飼い主のヨッチャンさんはX(@DAISUKI_andRE)に、手の上で眠る子猫時代のひめさんを投稿しました。こちらは保護して3日目の写真です。
「指の腹を、ちゅぱちゅぱ吸いながら寝てます。まだまだおっぱいが恋しかったみたいです」(ヨッチャンさん、以下同)
ひめさんを保護したのは2021年5月30日。その前日の夜に、屋根裏で子猫がミャーミャーと鳴いている声が聞こえてきたそうです。朝起きたら、今度は家の下のほうから同じ鳴き声がしました。
そこでヨッチャンさんは床下の出口を開けました。すると、そこに小さなひめさんがいました。救出したあと、「ひょっとしたら母猫がいてるかもしれない」と思い、家の中から庭の様子を1〜2時間ほど見ていたそうです。結局、母猫も兄妹猫も現れませんでした。
ひめさんは、自ら家の中に入ってこようとしました。このときヨッチャンさんは、
「最後まで面倒みれるのか?と少し悩んだんですが、悩んでる間に、家の中に入ってしまい、覚悟を決めて保護して、すぐに動物病院に連れて行きました」
獣医さんによると、ひめさんは生後2〜3週間とのこと。保護した日から逆算し、推定で誕生日を5月10日にしました。保護時の体重は300グラムでしたが、3歳になった現在は4.16キロと立派に成長しました。
「ツンデレで、デレはほぼないです」撫でると猫パンチ&ガブッ…
ヨッチャンさんは、ひめさんの写真をXに投稿しました。すると「シャムトラという種類ですよ」と教えてもらったそうです。
「シャムトラは柄が変わることを知りました。生後半年ぐらいで、顔が黒っぽくなってきました」
ひめさんは夏と冬でも毛色が変わるそうで、「暑いと白っぽく、寒いと黒っぽくなります」とのこと。目の色は子猫のときからブルーで、今も少し薄いブルーと大きな変化はないようです。
ところで、ヨッチャンさんは昨年引っ越しをしたそうです。猫は引っ越しが苦手と言われますが、ひめさんはどうだったのでしょうか。
「初日はやっぱり、ご飯も少ししか食べず、食べたご飯も戻してしまったのですが、3日目には息子が撫でるとまったりした顔になってました」
ひめさんはどんな性格なのでしょうか。
「私にツンデレで、デレはほぼないです。少し撫でると、すぐに猫パンチとガブッです…。抱っこは嫌いなので、私も息子も数秒しか抱っこできません。猫じゃらしとか、おもちゃはひとりで遊ぶ方が好きです。一緒に遊ぶのは、追いかけっこです。狭い家の中を器用に逃げ回ります」
どうやら、ひめさんは猫らしく高貴な性格のようです。