危ない!道路を子猫が横断、後ろにはトラックが!! 間一髪で保護した子猫のビフォーアフター
ボロボロの猫を保護してお世話したら見違えたという投稿がXの「#これがこうなる選手権」で話題です。
さくママさん(@nontaronsakura)が保護したちょぼ太くんも、出会った4年前、「目ヤニと鼻水で顔がべちょべちょのとても汚い子猫でした」とのこと。当時を振り返ってもらいました。
「私が車を運転していたところ、小~さなふわふわ綿毛(ちょぼ太くん)がヒョコヒョコと目の前を横断していました」
小さなちょぼ太くんはなんと、車道を渡っていたそうです。(取材・文:辻ひかり)
愛猫を数日前に癌で失ったばかりで泣き暮らしていた
「直線道路でトラックが比較的通りやすく、実際、私の車のすぐ後ろも大きなトラックで、あのフワフワ綿毛(ちょぼ太くん)が事故に巻き込まれなかったのは本当に幸運でした」
と、さくママさんは言います。
付近には親猫や兄弟らしい猫の姿はなかったそうで、「どこから来て、どこへ行こうとしていたのかは謎のままです」とのこと。
「当時、私は実家の愛猫を数日前に癌で失ったばかりで泣き暮らしており、『あ、この子を拾えということだな』と運命を感じました」
保護したその日のうちにちょぼ太くんを獣医師に診てもらうと、生後6~7週間ほどの男の子であることがわかりました。離乳していましたが、体重が300グラムと痩せていました。お腹に虫はいませんでしたが、毛にはシラミがいたそうです。ひどい目ヤニは猫風邪のせいだったようで、さくママさんは目薬をしっかりさすように獣医さんに指導されたと言います。
お世話の甲斐あってちょぼ太くんはすっかり元気になりました。「よく食べるのであっという間に大きくなりました」と回想するさくママさん。現在の体重は4キロ弱です。
猫風邪が治り、目も治りましたが、「どこかまだショボショボしているような…」とのこと。「ちょぼ太」という名前も、目がショボショボだったため「ショボ」から「チョボ」とネーミングしたそうです。
「目もきれいに治ったのですが、どこかまだショボショボしているような……。オメメがちょぼちょぼしてるところが飼い主としては可愛くてしょうがないです」
「ゴハン」という言葉を聞くと大騒ぎ!
ちょぼ太くんは、ウニさんとイクラさんという妹分の猫たちと一緒に暮らしています。こんな微笑ましいエピソードも伺いました。
「チョボはとても温厚な性格で人にも猫にも比較的フレンドリーです。いつも寝床を妹猫たちに奪われるのですが怒ったりせず、譲ってあげる優しい子です」
そんなちょぼ太くんですが、譲れないことはあるそうです。
「しかし、唯一ゴハンだけは奪いに行きます(笑)。一粒たりとも残したことはなく『ゴハン』という言葉もすぐに覚えました。そのため、猫とは関係のない会話の中で『御飯』と言ってしまうと、もらえるものだと勘違いし大騒ぎです(笑)」