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「辻希美エロ画像」をクリックして大騒動! 辻ちゃんが語る「アダルトサイト請求サギ」の手口

元モーニング娘。でタレントの辻希美さんが、「詐欺・消費者トラブル」を特集した1月25日放送の「あさイチ」(NHK総合)に出演し、「アダルトサイト請求」でピンチになった過去を告白していました。

辻さんは19歳のある日「辻希美エロ画像」というサイトを発見し、不審に思ってURLをクリックしたところ、大変なことになりました。瞬時に電話が発信され、画面には「登録完了」の文字が表示されてしまったのです。

「そこからもう、電話の嵐で。最初は7万円払ってくださいって言われて。でも見てないし、どうしようと思っていると、また次の電話がかかってきて。何分までに支払いができなかったので5万円追加しますって」

「誤作動の方」や「退会」のボタンも押してはいけない

恐れず慌てず冷静に対処

恐れず慌てず冷静に対処

怖くなって電話に出ないでいると、留守電に男性からのおびただしい催促電話が入り続けました。最終的に、「警察沙汰になりますよ」とまで言われて金額は40万円以上に跳ね上がり、すっかり震え上がってしまったそうです。

イノッチことV6の井ノ原快彦さんは「逆にこっちが支払ってくださいだよね、勝手に名前使って!」と怒っていました。結局、振込みの方法を知らなかったため、人に相談したところ「嘘だから支払っちゃダメ」と言われて事なきを得ました。辻さんは「(言い方が)すっごいうまいんですよ。とてもリアルで」と恐怖体験を振り返りました。

こうしたアダルトサイト不正請求の被害者は、実は4割が女性。女性が好みそうな占いやアイドルの動画サイトなどに仕掛けられているそうです。

手口はといえば、何かをクリックしたとき「登録完了」と表示され、「誤作動の方」や「退会」の表示が現れます。これは電話番号を入手するためのワナ。これを押すと電話が掛かり、「退会するにはお金が必要」「払わないと個人情報が流出する」などと畳み掛けられる請求地獄が始まります。

他にも「宿泊予約の確認」や「家電製品購入の確認」というもっともらしいメールが来る場合や、ショートメールで実在の会社名を名乗り「ブラックリストに載っています」などとメッセージが送信されてくる場合もあります。

弁護士は「絶対支払ってはいけない」と注意呼びかけ

弁護士の荒井哲朗さんによれば「最初を払わないことが一番重要」とのこと。電話はターゲットを探す入口であり「一回払ってしまうと次から次へと集中的な攻撃に合ってしまう」。業者はものすごい件数をかけているので、最初から電話に応対せずに切る相手を、執拗に追うことはないといいます。

そもそも「お金を払わなければ個人情報を晒す」と脅すのは恐喝、本当に晒せば名誉棄損になります。「もし請求の電話がかかってきても、身に覚えのない場合は、無視すべき」と念を押しました。

たとえ身に覚えがあっても、有料であると事前に明示していない場合は払う必要はないそうです。少しでも迷う場合は、業者に連絡したり支払ったりする前に、近くの消費生活センターへ繋いでくれる「188」番への相談を薦めていました。

番組ではそのほか、SNSで知り合った人から「ネットゲームを友達に紹介するだけで稼げる」と勧誘され、高額な登録料をだまし取られる被害が20代を中心に増えていることなども紹介しました。

業者に引き合わされ、お金がないと消費者金融に借金させてまで払わせるというケースもあります。自身が賠償請求されることもある上、人を勧誘することは「人脈をお金に変えていく」ことにも。荒井弁護士は「お金の問題だけでは済まなくなる。生き方としても適切じゃないと思います」と指摘します。

はんにゃ金田も警告「人に相談」「下心でやらない」

番組ゲストの金田哲さん(はんにゃ)も、アイドルの相談をメールで受ける詐欺にひっかかったと告白しました。現役のアイドルとメールで話をすることができ、ある一定期間を超えると3000円課金しないと話せなくなるものです。

マネージャーだという人物が担当アイドルの名前を明かし「相談に乗ってやって欲しい」というメールが来たのがきっかけですが、金田さんはたまたまそのタレントと一緒に仕事をしたことがあったので、引っかかってしまった模様。

金田さんの場合は先輩に相談したことで高額被害を免れたので、とにかく「人に言うこと」と強調していました。また「下心でやらない」とも。

詐欺グループは、高度に組織化された犯罪集団です。その手口は巧妙を極めており、自分だけは騙されないと思ったら大間違い。手口を知って、対策を心得ておくべきだと思いました。(文・篠原みつき)

あわせてよみたい:詐欺グループ、実は「社畜」だった!

 

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