「基本給が最低賃金以下だった」と気づいた女性が未払い残業代を請求した結果【再配信】 | キャリコネニュース
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「基本給が最低賃金以下だった」と気づいた女性が未払い残業代を請求した結果【再配信】

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キャリコネニュースが過去10年間に配信してきた2万7000本の記事の中から衝撃エピソードをピックアップ。今回は、残業代を払わないブラック企業に一矢報いた女性のエピソードをお届けする。(2022年3月8日に配信した記事の再配信です)

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未払いだった残業代をブラック企業からもぎ取ったというキャリコネニュース読者から、経験談が寄せられた。愛知県に住む50代女性は、「基本給+固定残業代45時間で総額18万」で働いていたが、

「毎月の残業時間は平均して70時間ほど。45時間を超えた残業に対する支払いはなく、頑張る事に心身共に疲弊して25年間務めた会社を3年前に退社」

と書き出した。(文:林加奈)

「勤続15年なのに入社当時よりも基本給が下がるという不思議な現象」

女性は「入社当時は固定残業代の制度はなく、リーマンショック直後に入社してきた会長の息子が労務士も一緒に連れてきて悪改革」した、と振り返る。

「固定残業代は基本給にプラスして45時間分支払われたものではなく、もともと基本給だった金額を基本給と固定残業代に項目を振り分けただけ。当時勤続15年なのに入社当時よりも基本給が下がるという不思議な現象が起こったが、子育て中でほぼ定時で帰宅していたため実害はなく、法律にも無知及び無関心だったため法の悪用をされていることにも気づかなかった」

ブラック企業が残業代を抑えるために悪用する「固定残業代」だが、固定時間を超過した分は、残業代が支払われなくてはならない。しかし前述のとおり45時間を超えた残業代に対する支払いはなかった」という。

その後子供も成長し、残業をする機会が徐々に増えていったという女性。退職するまでの3年間は「営業事務(アシスタント)の枠を超えた業務を任され一気に残業代が増えた」と語る。

「最初の1年目は頑張れたし、やりがいもあったが評価は大きく変わらない。2年目は1年目以上に頑張ったが評価はほとんど変化なし。3年目は頑張ることに疲れ退職を考えながら仕事をしていた」

「パートさんより安い時給で働いていたのかとショックを受けた」

心身ともに疲弊し退職した後のこと。時間に余裕ができたため労働基準法関連を調べたところ、「違法だらけ」であることがわかった。そして

「せめて残業代未払い請求はしようと給料明細を見て計算しようにも計算できないので労基に相談に行った。そこで基本給が最低賃金を下回っていたことも判明。25年間勤務し、最低賃金でもショックなのに最低賃金でさえ支払われていない、責任もなく経験の少ないパートさんより安い時給で働いていたのかとショックを受けた」

女性は「まだ元職場で働いていて同じ扱いを受けているほかの人のためにも労基に届けを出すと同時に未払い残業代を請求した」という。その結果

「世に知られることを嫌う会社側はすんなり未払い分を支払ってくれたが、今思えば訴訟を起こし謝罪を求めればよかったと思う」

と綴っている。未払い残業代を請求できても、最低賃金以下で25年間働かされた恨みは簡単には消えないようだ。

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