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現場に出向いたら、当初の説明と全く違う仕事をさせられた――そんな経験はあるだろうか。投稿を寄せたのは神奈川県に住む50代女性。派遣会社の紹介である会社に行ったところ、まるっきり畑違いな業務が待っていたという。
そもそもの紹介は「Excelなどを使ってデータを入力したり加工したりする仕事」とのことだった。ところが……。
「細菌検査の仕事で、まったくやったことがなかったためとても大変でした」
事務系オフィスワークだと思っていたら、待っていたのはまさかの理系専門職だったのだ。(文:湊真智人)
「経理中心で詰んだ」と語るSE男性も
それでも女性は放り投げることなく、「何とかできるようになりました」と経験ゼロから成長した。しかし、やりがいは感じにくかったようで、その後の顛末をこう書いている。
「やはりなじみのない内容でしたので、1年ほどでつらくなって辞めました」
専門外の仕事を1年も続けたのは立派だが、モチベーションの継続は難しかったようだ。
同様に「向いていなかった仕事」を投稿で語ったのは、愛知県の40代男性。「社内SE」としてある会社に採用されたものの、入社後の業務に頭を抱えることになる。
「経理中心の仕事ばかりで会計知識がなくて詰んだ」
社内SEが兼務を行なうことは珍しくないかもしれないが、専門知識が無い状態では思うように仕事が進まないだろう。また
「総務兼務もSEよりもマネジメント中心だったので合わずに敬遠しています」
とも書いており、分野外の仕事に苦慮した経験がたびたびあった様子。こうしたミスマッチを防ぐためにも、会社側は初めから正確な情報提供を行なう必要があるだろう。
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