doda「転職人気企業ランキング2016」トップにグーグルが返り咲き 楽天やアマゾンが順位上げる
インテリジェンスが運営する転職サービス「doda」は6月6日、恒例の「doda転職人気企業ランキング2016」を発表した。ビジネスパーソン約5000人に「もし転職するなら、どの企業に転職したい?」とアンケートし、回答を集計した。
栄えある1位には、グーグルが2年ぶりの返り咲き。昨年トップのトヨタ自動車は2位となった。3位は昨年同様、ソニーが根強い人気を示した。
トップ10では、品川から二子玉川への本社オフィス移転を果たした楽天が6位に急上昇。デジタルマーケティング領域で存在感を増す電通が10位に食い込んだ。
東芝が暴落。三菱商事や日航、日立製作所も順位落とす
人気トップ10の企業は、以下の通り(カッコ内は対昨年比)。
1.グーグル(↑1)
2.トヨタ自動車(↓1)
3.ソニー(±0)
4.全日本空輸(±0)
5.アップル・ジャパン(↑1)
6.楽天(↑5)
7.本田技研工業(±0)
8.資生堂(↑1)
9.パナソニック(↓1)
10.電通(↑4)
昨年のトップ10から脱落したのは、オリエンタルランド(5位→11位)とサントリーホールディングス(10位→18位)。
上位で順位を落とした企業には、純利益で伊藤忠商事に敗れた三菱商事(13位→17位)をはじめ、日本航空(18位→21位)や日立製作所(17位→22位)など大手有名企業の名前も並ぶ。東芝は46位から100位へ暴落した。
上位30社では、15位となったアマゾンジャパンの躍進ぶりが目を引く。昨年度の28位から大幅アップ。世界最高峰の物流会社は、今後も順位を上げるに違いない。
ロボット「Pepper」で注目のソフトバンク(33位→20位)や、「健康総合企業」のブランドを高めるタニタ(38位→24位)、グローバル展開に積極的な味の素(42位→26位)も順位を上げた。
このほか転職人気企業ランキング上位300社のリストは、dodaのウェブサイトで閲覧することができる。憧れのあの会社が何位にいるのか。なお、dodaの「合格診断」に経歴とキャリアを登録すると、この300社のうち現在募集中の企業から「合格可能性のある企業」を診断し、約2週間後にメールで届けてくれるサービスもある。
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