日本の「社畜文化」は何とかならないのか――約6割の人が有休取得に「ためらい」感じると回答 | キャリコネニュース
おかげさまで11周年 メルマガ読者数
65万人以上!

日本の「社畜文化」は何とかならないのか――約6割の人が有休取得に「ためらい」感じると回答

有給休暇は働く人の権利だ。6か月以上継続勤務し、勤務すべき日数の8割以上出勤すれば、正社員だけでなくパートでも10日間の有休が与えられることが労働基準法で定められている。しかし、日本人の有休取得率は47.6%(2015年 厚生労働省調べ)と依然として低いのが現状だ。

背景には、有休取得に対するためらいの気持ちがあるようだ。第一生命経済研究所の調査によれば、会社員の約6割が有休取得に対してためらいを感じているという。

「先輩が働いていると休めない」周りの目を気にして有休に消極的

ホントは休みたいんだよー!!!

ホントは休みたいんだよー!!!

調査は「子育て世代の年次有給休暇の取得意識」というもので、2015年11月に全国の20~59歳の男女1400人に対して実施。

「有給休暇を取得することへの『ためらい』意識」では、男性の57.3%、女性の63.2%、全体の61.2%が有給休暇を取得することにためらいを感じていると回答。約6割の会社員が有休取得にためらいを感じている。

「有休休暇を取得することにためらいを感じる理由」の1位が「休むと職場の他の人に迷惑がかかるから(54.2%)」。2位が「休むと後で忙しくなるから(30.8%)」。3位が「職場の周囲の人の目が気になるから(30.2%)」となっており、周囲の目を気にすることが有給取得に消極的にさせる現状が浮き彫りとなっている。

NHKはこの調査を「有給休暇の取得 約6割がためらい感じる」という見出しで報道。街の人の

「自分が休んだからどうなるかなあ ためらいながら取っている」
「先輩が働いていると、自分が取っていいのかなと感じる」

という声を紹介していた。

一方、有休取得にためらいを感じない人に理由を聞くと、1位が「自分のペースで仕事を進めることができるから(43.7%)」、2位が「職場の他の人と仕事の調整・分担ができているから(41.8%)」、3位が「自分が休んでも他の人の仕事に影響が生じないから(33.2%)」だった。

調査を行った第一生命経済研究所の的場康子上席主任研究員は「心おきなく休暇をとるためには仕事を複数で分担するなど、誰が休んでも仕事がまわるよう職場環境を整えることが必要だ」と分析している。

「飼い慣らされる日本人だな」「まず上司がいやみな事を言うしね」

このNHKの記事に対し、ツイッターでも嘆きの書き込みが見られる。

「本来ためらわなくていいもののはずなのに……!!」
「飼い慣らされる日本人だな」「まず上司がいやみな事を言うしね」
「有休取りやすくするには、上司の意識変えないと。制度だけじゃダメよ」

また、25日付の東京新聞では「夏休み何日取れる? 進まない有休消化 バカンス遠い日本」という記事を掲載。日本の有休取得率が上がらない理由について、弁護士が

「日本では職場に迷惑をかけてはならないという意識がなお強い。企業に対して働く側の立場が弱いという現実もある」

とコメントしていた。欧米では、労働組合が企業とバカンスの日数について交渉するのだという。

ツイッターでは「日本の社畜文化……」という投稿があったが、労働者の正当な権利である有給休暇を会社の顔色を見て取得するという文化は問題だろう。雇用者と労働者は対等な立場にあるはずである。有給休暇という権利は「使っていいもの」という意識を強く持ち、休むときは休むに徹することで、人生にメリハリを持ちたいものである。

あわせてよみたい:震撼!「有休を使うと信用を失う」

 

【PR】注目情報

関連記事

次世代バナー
次世代バナー

人気記事ランキング

  1. 落合陽一、口唇口蓋裂の息子の写真を投稿する理由明かし大反響 「ありがたい」「当事者として心に響く写真ばかり」
  2. 会社の飲み会はなぜ嫌? 「タダ酒飲んでバカ騒ぎできるのに」に反論相次ぐ 「サービス残業の方がマシだわ、金も減らないし」
  3. 正社員の半数「ワークライフバランスが悪い」 改善策は「仕事量を減らす」「生活環境に合った仕事に就く」?
  4. 帝国ホテルのバカッター騒動で考えるサービス業のあり方 時給1000円のバイトが働く現場で「最高のおもてなし」は維持できるのか
  5. 上司に出す印鑑は「左に傾ける」のがマナー? ネットは「狂ってる」「社畜魂だな」と大批判
  6. クレーマーを増長させる「過剰反応社会」 煽るテレビや新聞の責任もあるのでは?
  7. 社会人の4割「自分のボーナスの使い方に不満」―「とりあえず貯金、でいいのか分からない」「つい無駄遣いしてしまう」が3割
  8. 【家具・生活雑貨業界】ニトリとイケア、働きやすいのはどっち? 「給与の満足度」が高い会社ランキング
  9. 霊感ライターがラブホテルで遭遇した幽霊 浴室のドアを開けるとそこには……
  10. “緊急事態宣言でも出社”で納得できないこと「自宅待機の人たちと同じ給料」「社内食堂が休業。食費が馬鹿にならない」

アーカイブ