ゴールデンウィーク、約5人に1人は「ひきこもり」予定 理由は「混雑が苦手」「金欠」など
街を行きかう人たちのコートも明るい色になり、春めいてきた今日この頃。ネットでは「早くゴールデンウィークにならんかな」と、一か月後の連休を待ちわびる人も多いようだ。
こうした中、インターネット調査のマクロミルは4月4日、ゴールデンウィーク(4月29日~5月7日)の理想と現実に関わる調査結果を発表した。対象は、20歳から59歳の働く男女1000人。
「連休はいらない」という強者も2%存在 理由は「配偶者と過ごしたくない」
2017年のゴールデンウィークの連休日数を聞いたところ、「5連休」が53.7%と最多だった。中2日を休み、連休を繋げて9連休にする人は14%いる。
理想の連休数として最も回答が多かったのは「9連休」(57.9%)で、2位が5連休(19.7%)、3位が3連休(8.6%)と続く。3連休を希望する人は、控えめなのか、普段から祝日も通常勤務なのか。
希望する理由はそれぞれ、9連休では「海外旅行に行きたい」、「まとまった休みでリフレッシュしたい」といったもの、5連休は「カレンダー通りで十分」「休み過ぎるとリズムが狂う」などだった。ゆっくり羽を伸ばしたい気持ちもあるが、休み過ぎて仕事に支障が出ては困る。5連休を希望した人たちにあるのは、そうした責任感の強さだろうか。
2%とごく僅かだが「連休はいらない」と回答する人もいた。理由のひとつには「配偶者と過ごしたくない」とある。なかなか衝撃的だ。
連休中は引きこもりを決めている人も17%
ゴールデンウィークに外出する人は全体の83%に上った。性別・年代別で見ると、「外出する」と答えた割合が最も高いのは20代女性(88.4%)で、若い女性のアクティブさが伺える。
一方で50代女性の外出する割合は73.9%と、調査の中で唯一70%台を記録した。男性はどの年代でも80%前半で安定していることをかんがみれば、女性は年代によって外出意欲に大きく差があるようだ。
ゴールデンウィーク中にいくらお金を使う予定か尋ねた質問では、30代男性が4万6602円と最も高く、最も低かった40代女性の2万5417円と約2万円もの差が開いた。全体での平均予算はひとりあたり3万6058円となった。意外と高額な気もするが、遠出する際の交通費や宿泊費も含んでいるのかもしれない。
「ゴールデンウィークは一切外出しない」と引きこもりを決めている17%の人は、「混雑が苦手だから」(64%)、「疲れた体を休めたいから」(49%)、「金欠で節約が必要だから」(26%)との理由だそうだ。
カレンダー通りの休日の人は、久しぶりの連休になる。思い思いの過ごし方で、新生活の疲れを癒してほしい。