東京都民は1人になりたい時はどこに行く? 「人が多いからこそ孤独になれる」という逆転の発想も
家族や友人と過ごす時間は楽しいが、いつも人といると疲れてしまう。そんな時は誰にも邪魔されず、1人の時間を持つことは大切だ。だが人口が集中する東京都では、1人になる場所を確保するのは難しい。
はてな匿名ダイアリーには5月9日、「東京都民は、独りになりたい時ってどこへいくの?」という疑問が寄せられた。
夜の神社や公園、土手ならば1人になれる
渋谷や新宿などの繁華街だけでなく、三鷹や永福町など、都心から少し離れた場所でも人が多いことを投稿者は嘆いている。東京都の西部には自然豊かな山があるため、そこに行けば1人になれると思うが、投稿者によれば「都心から遊びにきている観光客ばかりで逆効果だった」という。そのため、
「地方では夜になると殆ど人歩いてない事が多く、田舎なんかは昼間でも殆ど人通りがなく落ち着いて考え事できるけど、都民は独りになりたい時ってどこへいくのさ?」
と投げかけた。
これに対してはてなブックマークでは、都内で1人になれる場所が続々と紹介されている。
「夜の神社おすすめ」「土手」
「千駄ヶ谷駅前とか、夜間、人少ないけど(但しイベント時を除く)」
「近所の公園とか夜になると人いないけどな」
ほかには、「車やバイクに乗っている時間」と、乗り物の中を挙げる人もいた。オフィス街では、休日の朝は人が少ない。このように時間帯を選べば、都心でも1人の時間を味わうことはできる。
「誰も歩いていないような田舎では、考え事以前にすごく不安になる」
一方で、「家じゃダメなの」「むしろ人に会う時にしかどこかへ行かない」など、1人になりたいのになぜ外出するのか、と疑問を呈する意見もある。本当に1人になりたいのであれば、自室で過ごせば間違いない。市販されている個人用段ボール防音室を勧める人もいた。
ほかには、何も特別な場所を探すのではなく、雑踏でも構わないじゃないか、とする意見もある。
「知り合いいなきゃそれでよくない?」
「逆に人がたくさんいるから孤独になれる」
都心に何年もいると人ごみに対する耐性もついてくる。周囲に人がいてもそのうち気にならなくなるので、わざわざ真夜中の公園に出向いたりする必要はなくなる、というのだ。
また、1人になりたいといっても、常に人に溢れた場所から急に閑散とした場所に行くと、環境のギャップに困惑することがある。法事のため東北地方に行った人物は、1時間歩いても誰ともすれ違わず、「異世界に落ちたか、どくさいスイッチ押したかと思えるような恐怖を感じた」と気持ちを綴っている。
「誰も歩いていないような田舎で独り歩きすると、考え事以前にすごく不安になってしまいます」
と書く人もいた。