「裕福な家庭出身者の悩み」に嫉妬レス殺到 「自慢だと思います」「ただの愚痴じゃん」という批判も | キャリコネニュース
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「裕福な家庭出身者の悩み」に嫉妬レス殺到 「自慢だと思います」「ただの愚痴じゃん」という批判も

貧乏な人には貧しさゆえの苦しみがあることは誰も否定しない。しかし、裕福な人にもそれなりに悩みがあるものだ。先日女性向けコミュニティサイト「ガールズちゃんねる」に、「裕福な家庭出身の方の悩み」というトピックを立てた女性がいる。

トピ主は自身が恵まれていることを認めつつ、「苦悩だってありますよね」と訴える。彼女は周りと金銭感覚が違っていて、「お嬢さんだから」と茶化され、少し距離を置かれるようなこともあるという。

しかし実際に言葉にすればどうしても嫌味に聞こえてしまうため、この悩みを相談できることがないと嘆いている。(文:okei)

「苦悩なんていいつつ、貧乏人と同じ人生歩むのは嫌なんでしょ?」

金持ちだって辛いのよ!

金持ちだって辛いのよ!

さらに「海外旅行に行った」と言うだけでも「自慢だ」とガールズちゃんねるで見かけてから気がかりに拍車がかかってしまった。困惑を深めた彼女は「むしろどこからが自慢になるんでしょうか」と問いかけていた。

さっそく書き込まれたレスは「このトピがすでに自慢だと思います」など、彼女の悩みに寄り添うものは少ない。

「いや、でも裕福に育ったらそれくらい言われるよ。嫌味とかじゃなく純粋に羨ましいんじゃない?」
「主さんの悩みは同レベルの人と付き合えば解消される気もするけど…」
「苦悩なんていいつつ、じゃあ貧乏の人と同じ人生歩む?って聞いたらきっと嫌なんでしょ?」

など、初めから「苦悩のうちに入らない」という否定や、一般庶民は生活レベルが違うから距離を置くこともあるとする声も多い。

正直、裕福とは縁遠い筆者も「ちょっと休憩ーってコーヒー1000円くらいする喫茶店入られたら嫌だ」という声に同意してしまう。付き合いのなかで気にせず使える金額に違いがあると微妙にしんどいし、「どこへ行った何をした」が自慢ではないと分かっていても、それが気軽にできない身には勝手に劣等感を感じてしまうのも確かだ。

全て自分の心が狭いせいのひがみなのだが、よっぽどその人と趣味が合うのでもない限り、金銭感覚が違う相手とは何となく疎遠になっていく。大人になるほどこういうことはあるだろう。

「友達と帰りたくても迎えの車が来る」という漫画のような悩みも

一方、実際裕福であろう人たちからは、「知り合いの前では貧乏なふりしてる」を始め、こんなコメントも入っている。

「自慢されたと受け取る人がいて厄介。 明らかに金銭感覚が違う人とは個人的に付き合わないようにしています」

そうなのだ。本当のお金持ちや家柄の良い人は、そもそも付き合うコミュニティが違うのである。お互いになんとなく、棲み分けが出来てしまうものだろう。

トピックには、「今どき海外旅行くらい当たり前」と、トピ主の裕福レベルを疑う意地悪なコメントも多かったが、後半以降でこれは本物だわ…という人からの悩みも増えてきた。

「就職するまでインスタントコーヒーを知らなかった」、「大学生になって友人と入った店で、初めて寿司が回っている光景を見て驚いた」などのお嬢様エピソードから、相続税の心配や遺産相続で骨肉の争いをしたという告白も。

また、極めつけはこちら。「両親が海外勤務で執事やお手伝いと暮らしたから正直寂しかった」という人だ。

「(中略)本当はクラスメイトと一緒に登下校や放課後は遊んだりしたかったけど、迎えの車が来るので平気なふりして帰ってました」

これはもう、大多数の一般コミュニティとは最初から断絶している感じでちょっと切なかった。「他人に妬まれる」云々の話ではない。それでも、この人はそういう世界で生きて行くのだろう。

だが、長い人生と広い世の中で、裕福な相手を選り分けてつき合いきれる人はごくわずか。トピ主は、余計なことを言わないように空気を読む能力を磨いたほうがいいのかもしれない。ただ、何を言ってもひがむ人はいるので、あまり気を使い過ぎるのもどうかと思う。

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