けもフレたつき監督騒動でJRAと日清がコメント 「ライセンス窓口であるKADOKAWAに許諾を取っている」
けものフレンズのたつき監督降板騒動で、製作委員会が出した声明に対し、コラボ動画を掲載していたJRAと日清は9月27日、それぞれコメントを発表した。
製作委員会が問題視したのは「12.1話」や、コミケ・コミティアへの監督のサークル参加か
委員会の声明では、アニメーション制作を担当したヤオヨロズが、関係各所への情報共有や連絡がないまま作品を利用した事実があったと記載。委員会側でこうした行為を是正するよう求めたが応じず、8月に、同社から続編製作への関与を辞退する旨の申し出があったとしている。
JRAや日清とのコラボによる特別動画は、それぞれ8月と9月に公開されている。ネットでは、委員会の指摘する「関係各所への情報共有や連絡がないままでの作品利用」がこれらのコラボ動画の可能性や、続編製作を辞退したことが事実であれば、これらの動画の制作段階でなんらかの情報が出ていなかったのかといった疑問が出ていた。
JRAは特別サイト「ウマのフレンズ」内で
「本サイトは、『けものフレンズ』に関する正規のライセンス窓口であるKADOKAWAを通じて、17年3月の企画段階から『けものフレンズプロジェクト』の許諾を得て製作したものです」
と掲載。日清も「どん兵衛×けものフレンズ」上で
「本コラボ動画に関するお問い合わせをいただいておりますが、同動画は2017年6月の企画段階から『けものフレンズプロジェクト』と連携の上、制作したものであり、許諾を得た動画です」
と、どちらもプロジェクトの許諾を取っていたと明言した。日清は、けものフレンズ続編製作に関する一連の騒動についても言及し「『けものフレンズ』新規映像化プロジェクトの制作体制変更に関しては、弊社としては事前に知りえない情報であり、関与できる立場でもございません」と述べ、動画制作段階ではヤオヨロズの辞退について知らなかったとしている。
委員会は声明の中で、誰のどんな行動が「関係各所への情報共有や連絡がないままでの作品利用」に該当するのか明らかにしていなかったが、コラボ企業の声明が出たことで、たつき監督の自主製作でニコニコ動画とユーチューブで公開された12.1話、コミケやコミティアでの監督による同人グッズ販売、アニサマでの特別映像などが問題視された可能性が高くなった。
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