【過労死白書】脳・心臓疾患の労災件数、最も多いのは「運輸・郵便業」 過酷な労働実態明らかに

電通やNHK社員の過労死が話題になる中、厚労省は10月6日、過労死等防止対策白書を発表した。昨年に続き2回目の発行となる今回は、2015年度の「過労死等の防止のための対策に関する大綱」で過労死等が多いと指摘された運輸業や外食産業の実態調査に重点を置いたほか、労働基準法が適用されない自営業者や役員の労働実態を明らかにする調査も行った。

2016年度に過労死や過労自殺等で労災認定された人は191人。脳・心臓疾患に関わる請求件数や決定件数は、共に運輸・郵便業が最も多くなっている。

自動車運転従事者は、バス、タクシー、トラックの運転手を指す。時間外労働が発生する理由はどの職種でも「人手が足りないため」が最多だった。特にバス運転手で顕著で、58.8%と6割近くにのぼる。

トラック業界では、契約外の商品仕分けなどを請け負わされることも