クレーマーの「お客様は神様」にどう対処すればいい? サービス接客業なら知っておきたい考え方まとめ | キャリコネニュース
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クレーマーの「お客様は神様」にどう対処すればいい? サービス接客業なら知っておきたい考え方まとめ

「お客様は神様です」

日本では非常によく知られた言葉ですよね。元々は、演歌歌手の故・三波春夫さんの「舞台に立つとき、敬虔な心で神に手を合わせたときと同様に、心を昇華しなければ真実の芸はできない」という真意を持って生まれた言葉です。

ところが、「お客様は神様」という言葉は、現在、特に接客業の現場で、サービスを受ける側が、クレームをつける際の拠り所として曲解されて使われています。

また、「お客様は神様」という考えが接客業で使用されることがブラック労働や、成り手の不足を招き、結果として日本の閉そく感を生み出している、という見方もあります。

今後は「お客様は神様」という考え方からの脱却が必要!というわけで、今回は、サービスの現場で「お客様は神様」理論を振りかざすクレーマーへの対処法をまとめてみました。

「お客様は神様どころか邪神だよ!」有吉怒りの主張

「お客様は神様」を濫用する神様がいてたまるもんですか

「お客様は神様」を濫用する神様がいてたまるもんですか

サービス業界において、昨今の消費者の「お客様は神様」という傲慢なクレーマー主張はかなり頭の痛い問題。この件について有吉弘行さんがコメントし、ネット上で絶賛を受けた主張があります。

以前放送されていた番組「有吉&マツコの怒り新党」(テレビ朝日系)の中でのエピソードなのですが、「『お客様は神様です』お前が言うな。それはお店側が言うんだ。客が言うなよ。『私は神様だ』って、頭おかしいだろ」と発言。番組を見た人からも「「素晴らしすぎる…本当にそれよ…」といった声があがっていました。【→詳しく見る】

LCCスタッフ「いいえ、神様じゃないです」に賞賛の声

接客業に従事する方の愚痴で必ず上位に上がる、客側からの理不尽なクレーム。昨今では、どんどん客側の要求がエスカレートし、コンビニで一流ホテル並みのサービスを要求しているのではないか?と疑問に思うようなクレームをつけられることもあるようです。

そんな中、「お客様は神様だよ!覚えておきなさい!」と言われた、あるLCC航空会社の職員が「いいえ、神様じゃないです」と反論。この対応に絶賛の声が多くあがりました。サービスをする側もされる側も忘れちゃいけないことってありますよね。【→詳しく見る】

「サービスの質を高めるのはいいことだが、限度が来ればわがまま客に変身してしまう」

日本に根付いている「お客様は神様です」という風潮が、サービス業をダメにする、最近はこんな声も多く聞こえてくるようになりました。

日本の接客業界では、クレームが発生すると、上司からとりあえず謝っておけという指示をされるなんて場合もあるようです。

一方で海外では「クレーマーは客じゃない」という考え方があるらしく、日本で働く外国人からは「サービスの質を高めるのはいいことだが、限度が来ればわがまま客に変身してしまう」という声も。【→詳しく見る】

一方で店員側に問題があることも 最低限のコミュニケーション能力は必要では

一方で、サービスを提供する側に問題があることもあります。店員のコミュニケーション能力に問題があるせいで、客がクレーマー扱いされるなんてことも稀にあるようです。

客の普通の質問に対し「私にはちょっとそこまでは分かりません。自分で調べて下さい」と言い放ったという人物。「店員は何でもニコニコ答えないと駄目なんですか?お客様は神様ですか?」とネットに書き込んだところ、非難を浴びていました。【→詳しく見る】

悪質なクレーマーへの対処には「対等である」という意識を育てる必要性がある

お客様は神様ではありません。そして、接客業に従事する方も、客の奴隷ではありません。サービス受ける側、サービス提供する側で立場が違うことは事実ですが、それは人としての優劣でも格差でもありません

「お客様は神様」と主張する悪質なクレーマーへの対処には、サービスを受ける側も提供する側も「対等である」という双方の共通認識を社会全体で育てていく必要がありそうです。

※ウェブ媒体やテレビ番組等で記事を引用する際は恐れ入りますが「キャリコネニュース」と出典の明記をお願いします。

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