朝が苦手な県民は?2位「山梨」、3位「鹿児島」 若い人ほど苦手な傾向があることも判明
ドコモ・ヘルスケアは11月29日、朝の起きやすさに関する調査結果を発表した。調査は2016年10月~今年9月に実施。
同社のウェアラブル端末「ムーヴバンド3」の目覚まし機能で、「スヌーズ機能」の平均使用回数を”朝の目覚めやすさ”の尺度として、2万8407人のデータを調査分析した。ムーヴバンド3は、腕に着けると歩数・睡眠・消費カロリーなどが計測できるウェアラブル活動量計のことだ。
年間平均スヌーズ回数を県別に並べると「沖縄県」が1.94回で最多。沖縄県民は、最も朝が苦手だと言えそうだ。2位は「山梨県」(1.67回)、3位「鹿児島県」(1.59回)となった。
地方ごとに見ると、最多「中部地方」、最低「中国地方」
下位を見ると、45位「石川県」(0.97回)、46位「佐賀県」(0.80回)、47位「福井県」(0.78回)。1位の沖縄と47位の福井とでは1.16回もの差があった。これに対して同社は、
「沖縄では『うちなータイム』という独自の時間感覚があると言われることもありますが、もしかすると平均スヌーズ回数にも影響が出ているのかもしれません」
とコメントしている。地方ごとに見ていくと、1位は「中部地方」(1.41回)で、2位は僅差で「九州地方」(1.40回)となった。以降、「四国地方」(1.32回)、「関東地方」(1.31回)、「東北地方」「北海道地方」(同1.25回)、「関西地方」(1.21回)、「中国地方」(1.15回)となっている。
月ごとに見ると、「12月」が最多で1.52回。次いで「1月」(1.48回)、「11月」(1.47回)、「10月」「2月」(同1.39回)、「3月」(1.38回)と続く。最も回数が少なかったのは「9月」で1.14回となった。10~12月にかけて増加傾向にあり、寒さが厳しくなるにつれて朝起きられない人が増えている。
30~60代では女性の方が起きられない傾向 ホルモンの影響か
年代別に見ると、男女ともに「20代」(男性2.61回、女性2.56回)が最も多かった。以降「30代」(1.79回、2.03回)、「40代」(1.19回、1.63回)と、年代が上がるごとに平均スヌーズ回数は減少している。また30~60代にかけては女性の方が回数が多いことについて、同社は、
「女性の方が朝起きられない理由は女性ホルモンの影響。30~50代よりも、60~70代で男女の差が小さくなるのは、女性ホルモンの分泌が減少するから」
と分析している。睡眠専門医の遠藤卓郎さんはリリースで、朝起きやすくするためには、『冬』とは逆の環境を作りだすといいとし、「なるべく部屋を温める、そしてカーテンを開けるまたは照明を点けることで光を浴びるようにすることで起きやすくなります」とコメントしている。
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