不妊治療にかかった費用、「10万円~50万円」が最多 中には300万円以上かける女性も
不妊治療netを運営する「F Treatment」は1月23日、不妊治療についての調査結果を発表した。調査対象は10~50代の不妊治療経験者女性109人。治療開始時期、開始理由、治療に要した費用を聞いた。
不妊治療を始めた年齢の平均は31歳だが、20代から治療を行う女性も3割ほどいる。また治療にかけた費用で最も多いのは50万円未満なものの、中には100万円以上をかけるケースもある。
不妊治療を始めた理由3位「年齢が気になったから」
不妊治療を始めた年齢は「30代」が55%で最も多く、「20代」(36%)が続いた。年齢帯では20~30代が約9割を占める。
治療を開始した理由を聞くと、1位は「なかなか妊娠しなかったから」で74%。2位には「一刻も早く赤ちゃんが欲しかったから」(44%)が続き、3位は「年齢が気になったから」(35%)だった。
1~2位の理由については、不妊治療を開始した年代による大きな差は見られない。しかし中には年代によって異なる理由もある。
不妊治療開始が「20代」と回答した人では「自分の基礎体温が不規則だったから」が33%で比較的高かった。一方で「30代」では「年齢が気になったから」が48%と半数近くに上っている。
7割は50万円未満だけど、100万円以上かける人も一定数いる模様
不妊治療にかけた費用を質問すると、「10万円~50万円未満」が35%で最も多く、「5万円~10万円未満」(18%)、「1万円~5万円未満」(16%)が続いている。およそ7割は、50万円未満という回答だった。
しかし中には「100万円~200万円未満」(10%)、「300万円以上」(6%)という人もおり、経済的な負担が大きくなるケースもあるようだ。