「コロコロコミック」販売中止でメルカリに大量出品 1冊1300円の高値でも売買成立
小学館は3月6日、子ども向けコミック誌「月刊コロコロコミック」3月号の販売を中止すると発表した。同誌掲載の『やりすぎ!! イタズラくん』に、チンギス・ハンの顔に落書きするシーンがあり、モンゴル大使館が抗議していた。
同号では、チンギス・ハンや足利義満の顔に落書きした絵を募る「イタズラクガキコンテスト」を開催していたが、こちらも中止になる。
小学館が「書店にはすみやかな返品をお願いする」としている。月刊コロコロコミック3月号は税込みで530円だが、希少価値の高まりを狙ってか、メルカリでは早くも1000円以上の高値で出品されている。
3月号の「応募者全員サービス」の品物にも高値 1400円 → 2900円に
1300円で出品されていた品物には
「モンゴル大使館から抗議を受け、2018年3月6日に回収となったコロコロコミック3月号です。買ったままの状態で未読美品です。現在回収が進められ入手困難になっているので、お早めにどうぞ」
とコメントが添えられ、取引が成立していた。999円で売買成立していた物にも「販売停止になっているので、通常入手の難しくなっている商品です」と書かれている。
高値が付いているのは本誌だけではない。ツイッターでも「コロコロ販売中止とか付録どうなるんだよ」「付録のDMや応募者全員サービスのベイブレードとかどうするんだろう」と懸念する人がいたように、本誌の付録も高値で出品されている。
3月号では、「ベイブレードバースト」の同誌限定デザインのコマ「ダブルゴッドベイ」が、応募者全員サービスの対象となっていた。メルカリではこの応募ハガキが300円~400円で出されているほか、「ダブルゴッドベイ」の現物が本来1400円のところ、2900円で転売されていた。
小学館は現在、付録や応募者全員サービスの取扱については公表していない。ネットでは「せめて付録は再販してほしい」という声も出ている。