武井壮、日大アメフト選手の会見に「スポーツ界に潜んでいる闇」 監督やコーチの対応を批判「大人の保身のために子供達を……」
アメリカンフットボールの定期戦で、日本大学の選手が悪質なタックルをし、関西学院大学の選手を負傷させた問題で、渦中の日大の選手が5月22日、会見を行った。会見では、監督やコーチからタックルの指示があったことや、指示の事実を公表するよう大学に求めても断られたことなどが明かされた。
元アスリートでタレントの武井壮さんは、自身のツイッターでこの会見に触れ、
「スポーツ界に潜んでいる闇だなこれは」
「スポーツってよ、努力して夢叶えて幸せになるためのもんだろう?大人のくだらねえ権威争いとか保身の為に子供達を扱うもんじゃねえだろうよ」
など、日大や監督・コーチらの対応を非難した。
「勝っても負けても『あの競技を学んでるなら信頼できる』と思える人材を育むのが我々の役目」
武井さんは一連のツイートで、
「指導者の仕事はその知識と経験で最善の努力の時間を提供して世の中で生きていく為の武器や名誉、勝利より大切な人生を与えてあげることなんじゃねえのか??」
「どんな道でもそうだけど指導者の仕事ってよ、常に新しい鍛え方や戦術を研究して選手に最短で最善の努力を提供することだと思うんだよ」
など、指導者の役割について自身の考えを語った。
「決して強権を翳して激務をこなさせたり利用したり自分の名誉を誇る事じゃない。選手が成功したらその努力を讃え、失敗したら指導の至らなさを嘆いて守るのが役目だよ」
その上で、スポーツに関わる人たちに向け、
「競技関係者みんなもう一度考えよう。勝利やオリンピックは当然大事だし素晴らしいよ。でもよ反則したり若者苦しめたり彼らが人生投げ出してまでも『勝たなきゃ食って行けない』ような業界じゃ未来はねえよ。勝っても負けても『あの競技を学んでるなら信頼できる』と思える人材を育むのが我々の役目だろ」
と呼びかけていた。ネットでは、会見を受け、大学や監督側からの詳細説明を求める声が高まっている。