11日間のブラック研修を経験した新卒社員(23)の体験談 「同期が過呼吸で搬送された」「頭は冷静なのに涙が止まらない」

大声で何度も挨拶する、社訓を暗唱する、教官に人格を否定される――度々「ブラック研修」という言葉を耳にするが、実際に研修を受けるとどうなるのか。今回はこの春、新卒で入社し11日間に渡る研修を耐え抜いた山上彰さん(仮名 23歳)に話を聞いた。

山上さんはこの春、設備工事系の会社に営業として入社した。研修は入社式翌日から郊外のセミナーハウスで行われた。最初にセミナーハウスで昼食をとったが、

「他のテーブルには別団体がいて、全員灰色の服を着用して大声で一斉に『いただきます』って言ってるんですよ。僕たちの近くを通るときは『お疲れ様です!』ってハキハキ挨拶して、同期と『洗脳だね』『あれはヤバイ』ってバカにしてました」

といい、「まさか自分たちも、あちら側の人間になるとは思いませんでした」と語る。

朝6時の起床から23時の就寝までびっちり「全力の挨拶」「社歌を大声で歌う」