男性のスキンケアは「当たり前」の時代に? エリートビジネスマンの間でスキンケア熱が高まっている理由 | キャリコネニュース
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男性のスキンケアは「当たり前」の時代に? エリートビジネスマンの間でスキンケア熱が高まっている理由

スキンケアは女性が熱心するもの、というイメージは古くなりつつある。資生堂が実施した「業界別スキンケア実態調査」によると、20~50代男性の約6割が、スキンケアは「仕事上当然」と回答したという。

富士経済の調査によると、2007年に143億円だった男性スキンケア商品市場は、2018年には231億円になると見込まれている。もはや、スキンケアをしない男性が少数派になりそうな勢いだ。

そこで今回、企業の男性社員向けに「肌マネジメント研修」を実施する資生堂ジャパン・パーソナルケアマーケティング部の堀一臣さんに、ビジネスマンの最新スキンケア事情と具体的なスキンケア方法を聞いた。

スキンケアをしている人ほど「出世が早いと感じる」「コミュニケーション能力に自信」

取材に答える堀さん

取材に答える堀さん

――スキンケアをする男性が増えている背景に、どのような事情があるか教えてください。

国内に関して言えば、要因の1つはSNSの発達だと考えています。顔写真が外に出ることが普通になり、外見を気にする人が増えたのでしょう。特に20代は自撮りに慣れていて、自分を良く見せることに意欲的な印象です。

海外は、アジアでも欧米でも、元々スキンケア実施率が高いです。海外では、体型、服装などをセルフマネジメントできていることがエグゼクティブの証という意識があります。スキンケアもその延長線上でしょう。肌が綺麗だと自己管理できる人、仕事のできる人と見られるため、多くの人がやっているようです。

――国内では、特にどのような属性のビジネスマンがスキンケアをしていますか。

役職別に見るとやはり経営者・役員クラスの意識の高さが顕著です。人前で話したり、見られたりする機会が多いためだと思います。企業のトップは、その会社のイメージを象徴する機会も多くあります。印象の大切さを知っているので、外見もコントロールしようと思っているのでしょう。

今春、8つの業界の20代から50代のビジネスマン約1100人を対象に調査したところ、スキンケアをしている人ほど「信頼」や「コミュニケーション能力」といった項目に自信を持っている傾向がありました。また、「出世が早い」と感じている人も、スキンケアを行っている人が52.8%なのに対し行っていない人は24.4%と差が出ています。

資生堂「業界別スキンケア実態調査」より

資生堂「業界別スキンケア実態調査」より


多忙な人には手軽に使えるオールインワンがおすすめ

――業界・業種ごとに、スキンケアに対する意識の差はありましたか。

金融業の意識が最も高かったです。ひと月にスキンケアにかける費用は2621円で、全業界中1位でした。「綺麗な肌は出世の武器になる」と答えた人も54.8%と、平均の47.1%を大きく上回っています。

資生堂「業界別スキンケア実態調査」より

資生堂「業界別スキンケア実態調査」より

金融業は信頼が大事な職業です。彼らは、スキンケアをして良い肌でいると信頼を勝ち取れる、と、自然に思っているのではないでしょうか。肌あれからは、生活習慣の乱れなどを想像されてしまいがちです。定量的にも、肌があれていると信頼感が低くなることが分かっています。

業種だと、営業や接客業など対面コミュニケーションを重視する職業は、印象を良くするためにスキンケアをしているようです。特にスキンケア市場規模が大きいエリアは京浜、近畿、中部地方でした。サービス業の発達している都市部が上位にあることからも、この傾向が伺えます。

――これまで各社で肌マネジメント研修を実施していますが、印象に残っている企業はありますか。

新入社員向け研修として実施した、都内のIT系ベンチャーは印象深いです。高い成長意欲を感じました。スキンケアも、格好いいスーツを着る、スキルを磨くなどと同じく、自信を持って仕事に取り組むための一手段と考えている様子でした。

――ビジネスマンの中には、忙しくて肌のケアまでできないという人も多いかと思います。御社の製品で、何かおすすめのものはありますか。

unoのクリームパーフェクションが手軽です。これ1つで化粧水、乳液、美容液、クリーム、マスクとして使えます。男性は、Tゾーンはテカリ、フェイスラインが乾燥する混合肌の人が多いのですが、この製品はテカリにもかさつきにも対応しています。

クリームパーフェクション

クリームパーフェクション


こちらはニキビ予防タイプ

こちらはニキビ予防タイプ

9月に発売したスキンセラムモイスチャーもお勧めです。濡れた手でも使えるのでお風呂のついでにスキンケアできますし、プレシェーブローションとしても使えます。

スキンセラムモイスチャー

スキンセラムモイスチャー

――今後、男性のスキンケア市場はどうなっていくとお考えですか。

伸びていくでしょうね。スキンケアに限らず、男性向けのメイクアップ製品の市場も伸びていくと思います。

韓国では、男性がアイライン、ファンデーションなどのメイク用品を使うのは当たり前になっています。ブランドが男性芸能人を起用してPRし、「男性のメイクは当たり前」「かっこいい」「憧れ」というイメージを作っているわけです。日本でも、男性向けの製品が市場に出て、しかも仕上がりがかっこよく決まれば欲しい、という人はいると思います。

男性にも、プレゼンやデートなどの勝負どころで一番いい自分を見せたい、肌のコンディションに自信が持てない日に速攻でいい自分を演出したい、という気持ちはあります。男性向けのスキンケア・メイク用品市場は、共に成長していくのではないでしょうか。

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