社員の手に「マイクロチップ」埋め込む会社 コピーも鍵もこれ1つでOK | キャリコネニュース
おかげさまで11周年 メルマガ読者数
65万人以上!

社員の手に「マイクロチップ」埋め込む会社 コピーも鍵もこれ1つでOK

私たちは日ごろオフィスに入ったりバスに乗ったりするときに、さまざまな情報が登録された「ICカード」を使っています。スウェーデンのとあるハイテクオフィスビルでは、カードの代わりに「マイクロチップ」を使っているそうです。

そのチップの付与の仕方が、また変わっています。なんと従業員の手の甲の、皮膚の下に埋め込むのだとか。BBCの技術特派員ロリー・セラン‐ジョーンズが、スウェーデンでの体験を動画でレポートしています。(文:夢野響子)

「手で触れるだけ」パスコードの入力不要に

BBCの放送動画より

BBCの放送動画より

このビルのテナントに勤めるフェリシオ・デ・コスタさんは、オフィスの入り口で手をかざしてドアを開けます。彼の手の中には、米粒ほどの「無線周波数識別チップ」が埋め込まれているのです。

このビルに勤める他の700人にも、近々チップを埋め込む機会が提供される予定です(拒否する権利はあるようですね)。このしくみは入退室時やコピー機の利用だけでなく、飲み物の購入などにも使われる予定です。

ビルのオープニング時には、チップの開発最高経営責任者がステージ上で自らの手にチップを挿入するセレモニーが行われました。BBC特派員も、この技術を理解するためにチップを挿入することにしました。

チップのインプラントは、プロの刺青師が行います。親指と人差し指の間の皮膚をマッサージし、消毒して深呼吸すると、注射のような一瞬の痛みとともにチップが皮膚の下に挿入されました。患部には絆創膏が貼られます。

この技術開発に携わるハネス・ジョブラドさんのチップには、彼の「電子名刺」が含まれており、スマートフォンをかざすと、チップに書かれている情報を読むことができます。

「人間は本当にここまで、テクノロジーと一体化する必要があるのか?」

この質問に、彼はこう答えました。「私たちはすでに、日常的に技術と相互作用している。現在はPINコードとパスワードが必要で不便だろう? 手で触れるだけの方が自然じゃないかな」

「プライバシーの侵害」懸念する声も

BBCの放送動画より

BBCの放送動画より

特派員が実際に試してみると、コピー機を稼働させるために、手を不自然にねじらなければならなかったりして、それほど自然でもないようです。チップのインプラントを心待ちにする人がいる反面、疑わしいと思う人もいるようです。しかしジョブラドさんは、

「何年も前、ワクチンの集団予防接種に人々は懐疑的だったよ」

と言います。彼は、大企業や政府が税務当局チップやGoogle、Facebookのチップを皮膚に埋め込む日は確実に来ると信じています。取り出しは5分で可能だそうですが、彼は取り出すつもりはないそうです。

イギリスへ戻った特派員の痛みが残る手には、マイクロチップが入ったままです。より洗練されたチップが開発されれば、フィットネスバンドのようなウェアラブル技術も、それに置き換わるかもしれません。どこかに置き忘れることがないからです。

しかし肌の下にテクノロジーを埋め込むことが、文化的に許容されるかどうかは別問題だ、と特派員は締めくくっています。読者からも、チップが人間の健康状態などのデータを把握する可能性があり、「プライバシーの侵害」について懸念する人もいます。

(参照)Office puts chips under staff’s skin / The rise of the Swedish cyborgs (BBC)

あわせてよみたい:「医療翻訳家」という仕事で医学の発展に貢献する

※ウェブ媒体やテレビ番組等で記事を引用する際は恐れ入りますが「キャリコネニュース」と出典の明記をお願いします。

キャリコネであの有名企業の「働きがい」「年収」「残業」の実態を見る

 
ソニー Bluetooth4.0 リストバンド型活動量計 「SmartBand」 SWR10
ソニー Bluetooth4.0 リストバンド型活動量計 「SmartBand」 SWR10
  • 発売元: Sony
  • 価格: ¥ 7,659

【PR】注目情報

関連記事

次世代バナー
次世代バナー

人気記事ランキング

  1. 「お前は客じゃない!」外資系企業の支配人がクレーマーを一喝 「お客様は神様」ではスタッフを守れない
  2. 「レジでお金を投げてくる客」ってなんなの? 店員の心情を的確に表現した動画が話題
  3. 霊感ライターがラブホテルで遭遇した幽霊 浴室のドアを開けるとそこには……
  4. 「どうせ死んだら静かな墓場に行く」 保育園の騒音問題、ドイツ市民のコメントが話題に
  5. 富士ソフトの働き方改革「ウルトラフレックス制度」 業務中のSNSや喫煙も10分単位で認める
  6. 「なんで休みなく働いている人が偉いの?」 オードリー若林が日本人の労働観を批判 「休んでパフォーマンス上げた方が偉い」
  7. 30代夫婦と子ども2人の4人家族が生きるには月45万円必要 山形労連が算出、家賃5万円の地方都市在住という設定
  8. 東京都の受動喫煙防止条例、骨子案が発表 面積に関わらず「従業員がいれば屋内禁煙」都内8割の飲食店が対象に
  9. 経産省「立ちすくむ国家」ワークショップ開催 「地方視点の欠如」を指摘され「都会視点だったことに初めて気付いた」とメンバー語る
  10. ジャニーズなのに写真掲載!タッキーが「日UAE親善大使」就任で外務省のサイトに登場 「親善大使には公務性がある」と同省説明