誰しも「好き嫌いせず食べなさい」と言われたことがあるだろう。偏食は栄養バランス面で問題が生まれがちだから、というのがそう言われる大きな理由だが、大人になっても偏食が続いていると、人間関係まで大きな影を落とす可能性があるようだ。
ガールズちゃんねるに8月13日、「野菜嫌いな男性と結婚できる?」というトピックが立った。野菜嫌いな男性と付き合っているトピ主は、「外食先でとにかく野菜を残すのでうんざりしてきました」と不満を綴り、野菜嫌いな男性と結婚するべきか疑問を投げかけた。(文:石川祐介)
「1日3回食べるんだよ?毎回イライラするとかストレスすぎる」
トピ主同様、「野菜嫌いというより、平気で食べ物をたくさん残す人は見ててなんか嫌だよね。そういう人と結婚したら一緒にいて恥ずかしい場面が多そう」と交際を続けることに反対する意見が多く寄せられた。”野菜を食べられない男性の彼女”という称号は、女性にとって非常に羞恥心を覚えるらしく、関係を悪化させる要因になり得るという。
「食の好みって意外と大事だよ。だって1日3回食べるんだよ?朝晩だけでも、毎回イライラするとかストレスすぎる」
食事の度にイライラしていたら、幸せな結婚生活を送ることは不可能だろう。今現在、彼氏の野菜嫌いにうんざりしているのであれば、トピ主は次の恋愛に目を向けたほうが良さそうだ。
野菜嫌いな人と結婚すると、自分も野菜を採らなくなってしまうという指摘もあった。「友人の主人が野菜嫌い」というある人は、
「友人のご主人がそうだけど、焼きそばも肉だけで作るって言ってた。分けて作るのも面倒だから必然的に自分も野菜を摂らなくなるって」
と語っていた。相手の偏食に自分の食生活が影響されてしまうのは納得がいかない。栄養素が不足し、体調を崩しやすくなるリスクもありそうだ。
野菜嫌いの偏食家として有名なイチロー選手を出して、「イチロー選手ぐらい稼ぐ男じゃないと無理」と切り捨てる人もいた。
「食の好みがうるさい人は人間も選り好みする」
「恥ずかしい」「イライラする」など一緒にいることの弊害が多く挙げられたが、「食の好みがうるさい人は、人間のえり好みやその他のこだわりも強い人が多い」と、人間性にまで派生して指摘する声も見られた。
「ウチの旦那は、いちいち『うわっそんなん食べる奴きもい』とか『トマトなんて、虫の食べる食べ物』とかいうので困る」
と、人が食べている物にケチを付けてくるケースもあるようだ。生活する上で受けるストレスは計り知れない。
他にも、「『わがままに育てられたんだな』ってイメージがあるから無理」と親に甘やかされて育てられたため、人としての成熟度が低い可能性があると考える人もいた。もしかしたら、子供を甘やかして育てた親が義両親になることまで想定して、野菜嫌いの人を遠ざけて婚活している人もいるのではないだろうか。
何にせよ、どれだけ性格や稼ぎが良くても、食べ物の好みが合わない人と長続きさせるには工夫がいる。恋人を探す際は、趣味や職業だけでなく食べ物の好き嫌いもチェックしたほうが良さそうだ。