深刻化する物流業界の人手不足。水岩ファッションサービスが推し進める「業務改善」とこれから | キャリコネニュース
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深刻化する物流業界の人手不足。水岩ファッションサービスが推し進める「業務改善」とこれから

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2019年5月、水岩ファッションサービス株式会社が「ホワイト企業認定」を取得した(ホワイト財団/一般財団法人日本次世代企業普及機構 主催)。

労働集約型の働き方が色濃く残る「物流業界」。慢性的な人手不足で悩んでいた同社は、人材の確保&育成を目的に掲げ、「自社のホワイト化」を試みたという。今回は、その具体的な取り組み内容について、お話を聞いた。

「社長面談」「社内報の発行」会社の方向性をこまめに共有

水岩①

――ホワイト企業認定の取得に至った理由や具体的な取り組み内容を教えてください。

物流業界も、ピッキングや梱包の機械化やRFIDなど各種システム導入で省人化を図っていますが、まだまだ労働集約的な部分が多く残っています。弊社もグループ内のシステム会社による物流システムの開発運用を通して効率的な業務を行っていますが、前述したように作業内容によってはマンパワーに依存する部分があります。

人材の確保において、求人時の応募者数のUPと就業定着が長くなるよう、より良い環境での就労を目指し「ホワイト企業認定」を目指しました。

具体的な取り組み内容については、会社が何を目指しているのか従業員が共有できるよう社長との面談実施や、社内報のこまめな発行による各種伝達事項の共有を行っています。

従業員が「会社の将来像」を考えるきっかけに

水岩②

――こうした取り組みを行ったことで、実際にどのような影響があったのでしょうか。

自分の周囲の事柄だけではなく、会社、業界、取引先の状況や会社の今後の展開について興味を持ってもらえるようになりました。

――これまでの取り組みのなかで、苦労した部分もあったのでしょうか。

いかに、自社に興味を持ってもらうか、自分の置かれている立場が会社の中でどの様なポジションになるのかを分かってもらうのに注力致しました。

――ホワイト企業認定されたことで、メリットに感じていることはありますか。

営業所巡回時等に、従業員からホワイト企業認定取得に対して更なる意見を聞くことができるようになりました。社外に対しては取得後間もないので、今後積極的にアピールして行く所存です。

従業員全員が「入社してよかった」と思える企業を目指したい

――今後の課題と感じている部分や、目標を教えてください。

ホワイト企業認定が、100点満点で取得できていないので、先々は満点を目指してゆきたいです。課題として、「働き方、やりがい」について注力して行きたいと思っています。

やはり、仕事を行う上で「やりがい」「誇り」・・・少々大げさですが・・・が大切な事柄なので、若手社員から中堅社員まで、正社員もパートさん、アルバイトさんも全ての従業員が、水岩ファッションサービスに入社して良かったと思えるようにして行きたいと思っています。

今回のホワイト企業認定取得がゴールではなく、より良い就労環境作りを目指す、業務改善のスタートであることを従業員全体で共有したいと思います。

※本記事は、認定当時(2019年5月)のインタビューをもとに作成しています
 ホワイト財団のインタビューページ

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