夢だったバイオ研究開発の仕事、遠回りをしたけれどようやくそのスタートラインに | キャリコネニュース
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夢だったバイオ研究開発の仕事、遠回りをしたけれどようやくそのスタートラインに

▲祖父の影響で、競走馬の血統に興味をもち、生命や生物の神秘に興味をひかれました

▲祖父の影響で、競走馬の血統に興味をもち、生命や生物の神秘に興味をひかれました

幼い頃から“生物”に興味をもち、一流私大の生命科学科に進学した白倉大輔(しらくら・だいすけ)。しかしなかなか目指す仕事に就けず、気がつけば社会に出て9年。2018年8月、スタッフサービス・エンジニアリングへの入社で、ようやく夢への第一歩を踏みだすことができました。【talentbookで読む】

せっかく入った生命科学科も、思わぬ壁に阻まれ中退

生物に関心を持ったのは、祖父の“競馬好き“の影響です。小学3〜4年の頃は、毎週のように祖父の家で競馬中継を見ていました。まず馬そのものが好きになり、走り方や性格を決める“血統“という言葉を知り、そこから遺伝、生物、バイオ……と興味が広がっていったんです。

高校時代にはすでに「将来は生物関係の仕事に就く」という目標を持ち、その分野の勉強に力を注ぎました。結果、2浪はしたものの理工学部・生命科学科に入学。これで一歩、夢に近づけると思いました。

ところが思わぬ壁が立ちはだかります。もともと勉強は嫌いじゃなく、順調に単位を取っていたんですが、どうにも英語の先生と合わなくて……。講座内容に拒否反応を起こしてしまいました。

5年半在学しましたが結局、問題解決に至らず。親にこれ以上負担をかけるわけにもいかず中退し、その後は学生時代からやっていたスーパーのアルバイトを続けることになりました。

進みたかった道を諦めたわけではなかったものの……

▲ようやく見つけた希望の仕事でしたが、経済的な理由で断念するしかありませんでした

▲ようやく見つけた希望の仕事でしたが、経済的な理由で断念するしかありませんでした

当時はアルバイトをしながら転職活動もしていました。もちろん、生物・バイオ系の仕事で正社員としての就業を目指して。

しかし、ほとんど書類選考ではねられ、運良く面接に進んでもことごとく落ちました。

そこで「雇用形態はなんでもいいから、まず実務経験を積もう」と考えを変え、未経験でも受け入れてくれる派遣会社に登録したんです。

仕事は希望に近い微生物検査で、顕微鏡を覗く毎日。やりたいことに近づいている実感がありました。でも給与は時給制で、残業や夜勤が少なかった2年目は1年目の収入を下回り、経済的に厳しい状況になってしまいました。

背に腹は代えられず、生活を安定させるため正社員の道を選びました。ただし仕事は機械系のエンジニアです。嫌いな分野ではなかったので、それなりに楽しんでいましたが、もちろん夢を諦めたわけではありません。水面下では「バイオ系で正社員」を目指して転職活動を続けていました。

転職活動中に出会ったある技術派遣会社の面接で、バイオ系の仕事に携われて、給与も月給制だと聞き、転職を決意しました。

ところが実際に任されたのは、電子部品の評価業務でした。バイオとはほど遠い世界で、半年ほどモヤモヤしながら働いていました。なかなかうまくいきませんね。

時間はかかったけれど、ようやく理想の仕事・理想の働き方に出会えた

▲スタッフサービス・エンジニアリングに入って、夢への一歩を踏み出せました

▲スタッフサービス・エンジニアリングに入って、夢への一歩を踏み出せました

その家電メーカーで、ひとつだけいいことがありました。それは一緒に働いていた人から、スタッフサービス・エンジニアリングという会社の存在を教えてもらえたことです。とにかく就業先のプロジェクトが豊富で、希望をしっかり考慮してくれると聞いて……。すぐに転職サイトで検索し、応募しました。

面接で詳しく話を聞くと、スタッフサービス・エンジニアリングに正社員として入社し、配属先のプロジェクトに参加するという働き方(無期雇用派遣)。配属先は大手企業が中心で、バイオ系の仕事も多いとのこと。もちろん私の希望も徹底的に聞いてくれました。

ここなら目指していた道に進めると確信し、2018年8月に入社したんです。

配属先は製薬大手の工場で、業務内容は医薬品の品質試験。人体に有害な物質が含まれていないかなどを調べるための微生物実験や理化学試験です。本当にやりたかった研究開発とは少し違いますが、かなり夢に近づいたことは間違いありません。

ここで基礎的な知識・技術を身につければ、必ず将来に役立つ。そう実感しています。

大学中退から約9年、ようやく研究者への第一歩を踏み出すことができました。ちょっと遠回りをし、紆余曲折もありましたが、本当に諦めなくてよかったと思っています。

将来は、いま世の中にないモノをつくりたい、見つけたい

▲バイオエンジニア目指して奮闘中。資格取得支援制度を生かし、英語力もアップしました

▲バイオエンジニア目指して奮闘中。資格取得支援制度を生かし、英語力もアップしました

入社から1年強、配属先では最初3名ほどだったスタッフサービス・エンジニアリングの社員が25名にまで増えました。そして私はユニットリーダーという役職を任されています。

ゆくゆくはバイオエンジニアとして細胞に関する研究をしたい。細胞を詳しく観察・研究することで、世の中にないモノを発見し、生み出していきたいと思っています。

そんな夢とは別に、いまはもうひとつ目標ができました。それは25名のチーム全体としての働き方を考えること、若いエンジニアたちが明るい将来像を描ける環境をつくることです。

ユニットリーダーを引き受けたのも、そのためのチャレンジのひとつです。2カ月毎のチームミーティングでみんなの声を聞いたり、親睦のためにBBQを企画したり……。数年前の自分から考えると、これは大きな成長だと思っています。

さらにこの1年、自分を磨くことにも力を注いできました。仕事をしながら危険物取扱の資格を取得し、英語力も向上。週2回、英会話のレッスンに通い、TOEICでは825点を取ることができました。これにはスタッフサービス・エンジニアリングの資格取得支援制度を存分に活用させてもらいました。

ここでは経験の有無も、学歴も年齢も関係ありません。研究者やエンジニアになりたいというすべての人に活躍の場を与え、成長を後押ししてくれる。それが、スタッフサービス・エンジニアリングという会社です。

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