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もっと、前のめりに仕事がしたい──大手からベンチャーへ、改革の旗手を担う一休の経理

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新卒入社した大手メーカーの経理担当からベンチャーの一休へ転職して2年。西村達雄は入社後間もなく、自らが望んでいた「前のめりな変化と成長」を実感できたと言います。彼がビジネスパーソンとして目指す「その先」とは?【talentbookで読む】

他力な現状を変えたい! 大手メーカーの経理が野心から望んだ転職活動

一休の財務経理部で経理を担当する西村達雄。自身のキャリアで2社目となる一休へ入社して、2019年11月で2年が経った。

新卒入社した大手メーカーでは5年間、経理担当を経験してきたという。

西村 「経理の仕事は一般的にカテゴリー分けされて担当を持つことが多く、前職でも部署内で 3~ 4つに分けられ、その中のひとつの財務会計チームを担当していました。 大きな会社でしたが、自分から手をあげたら財務会計チーム内でのカテゴリーを越えて仕事を任せてもらえる風土はあって、実際にいろいろやらせてもらいました。

でも、自力でどうにかできる部分はどうしても限られてしまって。 財務会計以外の領域と関わる仕事を広げていくにも、異動するにも、希望は出すけど後は待つのみ、みたいなところがありました。仕方ない部分はありますが、 『他力』な部分が大きいなと感じてしまったんですよね」

その経験を経て、なぜ転職先として一休を選んだのか。

西村 「 5年間経理をやってみて、おもしろいなと想い始めていました。もっと経理の仕事を 1~ 10まで網羅して極めたいなと。であれば、経理の中でもカテゴライズされた一部の仕事(財務会計)だけじゃなく、仕事は広げたいし、経理に関わることはぜんぶやりたい。そんな望みを抱いて転職活動を始めました」

強くなるために、変化を厭わない──入社へと導かれた、面接でのひと言

面接でも話した上司との一コマ

面接でも話した上司との一コマ

もっと前のめりで仕事がしたい──そんな想いから転職活動を始めた西村。やがて転職エージェントに紹介されたことをきっかけに巡り合ったのが一休。

西村 「以前自分が結婚するとき、両家の顔合わせのお店を一休で選んだことがあって。そのため紹介されたときは、あぁ、あの会社かと想いましたね。でも一休を使ったことがあったのはそのときくらいで、詳しくは知りませんでした」

事前情報も先入観もなかったのに、なぜ一休への入社を決めたのか。それは何より裁量の大きさだった。

西村 「面接のときに、直属の上司や役員になる人が『一休は強い管理本部を目指している』と言っていたんです。強くなるためには、常にベストを目指してパワーアップしていくと。そのために必要があれば、変化も厭わないと。それを聞いたときに、とにかく会計の 1〜 10までぜんぶ任せてもらえそうだな、活躍の場がありそうな会社だなと感じたんですよね」

「社員に仕事を任せる」「必要があれば変化も厭わない」──そんな一休のスタイルに触れて、西村は「この会社でならなんでも言えそうだし、なんでもできそうだな」と思い、入社を決める。

西村 「一休で仕事を始めて思ったのは、何より自由度が大きいことです。たとえば先日、毎月地味に時間をとっていた業務のやり方を変えて、効率化を図りました。それまでのフローでは、決まった取引先との間で毎月発生している少額費用が多数あって、毎月入力して照らし合わせて……といったふうに、結構時間も労力もかかっていたんです。

そこで、『これはやり方を変えれば半年分まとめてできそうだな』と思って。ただこうしたやり方を変えるのって、変えるためには全社的な会計処理基準を決め直したり、監査法人と交渉する必要があって、かなり大変な話なんです。それでも一休の成長状況と照らし合わせて変えた方がいいと思ったから、上司や役員に話してみたんです。

そしたら『その方が良さそうだし西村君に任せるからやってみてよ』と。そこからは基準を考えて、監査法人の方にも話をして……。こういうのを待っていたんですよね(笑)」

このエピソードは一例だというが、“この会社でならなんでも言えそうだし、なんでもできそうだな“という印象にギャップはなかったようだ。

目指すは「変化を恐れない経理」

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「なんでも言えそうだし、なんでもできそう」というイメージ通りの環境で働けている一方で、西村は一休入社後に苦戦していることを次のように語る──。

西村 「やっぱり一般的に経理って、部署内で仕事がカテゴライズされて担当を持つことが多いんですよね。一休は柔軟な方だと想いますが、それでも『もっと垣根を超えてやっていければいいな』と思っていて、変えていきたいという課題意識は日々持っています。

それと、経理の仕事って内向的になりがちなんです。会社にとって守りの側面もあるし、エクセルとにらめっこする時間も多いので。でもそれだけでなく、もっと外向的というか、柔軟な発想やコミュニケーションをとることで物事がうまく進むこともあると思っています」

それは経理の仕事に関わらず、どの職種にも言えることかもしれない。

西村 「今なんとかしようとしている課題として、たとえば財務経理部内の大きな仕事である、月次や四半期の決算があります。月次であれば月初 5営業日くらい、経理の業務量が猛烈に増えるんです。

考えられる改善法はあるんですけど、業務量に押しつぶされて処理に忙殺され、改善できないまま次月を迎えてしまうという負のスパイラルに陥ってしまうんですよね。これをなんとか抜け出して、改善していきたいなぁと思っています」

会計の世界では継続性の原則というものがある。「一度やり方を決めたらできるだけ長くそれを続けましょう」というもので、大切な考え方のひとつだ。一休も長年この考え方で、正しく会計処理を行ってきた。

西村 「ただ、『猛烈な業務量が生じちゃう問題』を解決するには、過去のやり方を踏襲するよりも、新しくフィットするやり方を考えて導入することも大事だと思います。特に、一休という会社は成長・変化のフェーズなので、経理も変化を恐れず成長していきたいですね」

「経理視点」から「全社視点」へ

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変化と成長を感じながら一休での仕事に取り組む西村。これから経理として、ビジネスパーソンとして、どのようなあり方を目指しているのだろうか。

西村 「経理という職種で仕事をしているわけですが、事業構造を適切に理解し、全社のバランスを考えて行動できる人間を目指しています。

事業構造を理解していると、『経理の視点』のみならず『全社の視点』で一休の成長を考えて、物事を進める人になれると思います。一休は『全員でユーザーファーストに取り組む』ことがカルチャーになっているので、その視点は必須だなと。

そうして “経理の西村”という枕詞をなくしていきたいですね。そのためにも、『経理の仕事って大変そうだなぁ』なんて思われないように、足元の業務のやり方も変えていきたいです。それも、あいつ暇そうだなって言われるくらい積極的に(笑)。実際に変えていける手応えも感じています」

経理視点から全社視点へ──自らの限界を定めず仕事に臨む西村は、今後も周囲を巻き込みながら、改革に挑み続けていくのだろう。

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