宝島社は1月4日、同社発刊の『田舎暮らしの本』で「住みたい田舎ベストランキング」を発表した。同社は2013年から毎年ランキングを発表。今回は、移住支援策、医療、子育てなど230項目についてアンケートを実施し、629の自治体から回答を得た。
ランキング化は、人口10万人未満の「小さなまち」と同10万人以上の「大きなまち」のカテゴリー別に実施。大きなまちランキング総合部門の1位には「山口県宇部市」が輝いた。リリースによると、全国でも上位に入る医療環境の充実ぶりが評価された。
大きなまち、若者世代部門の1位は「愛媛県西条市」
同部門2位には「鳥取県鳥取市」がランクイン。3位は「静岡県静岡市」という結果だった。
続いて、若者世代部門では、ベンチャー企業の誘致などを積極的に行っている「愛媛県西条市」が1位に。以降は「鳥取県鳥取市」「静岡県静岡市」と総合部門と変わらなかった。
子育て世代部門の1位は「鳥取県鳥取市」に。官民と地域が一丸となり、支援に取り組んでいることが高く評価されたようだ。2位に「福岡県北九州市」、3位には「宮崎県延岡市」といずれも九州地方の自治体が続いた。
シニア世代部門では、東北地方から唯一の選出となった「山形県酒田市」がトップだった。2位以降には「山口県宇部市」「福岡県北九州市」と他部門と同様の顔ぶれがそろった。
小さいまちランキング、シニア世代部門の1、2位はいずれも「大分県」の自治体に
小さいまちランキング総合部門では2年連続で「大分県豊後高田市」が1位だった。手厚い移住支援や子育て支援が充実しており、”移住先進地”として知られている。2位には「山梨県北杜市」、3位には「島根県飯南町」が名を連ねた。
若者世代部門では、就業、婚活など200もの住民支援制度を用意する「大分県臼杵市」が3年連続の1位に。2位以降は「島根県飯南町」「長野県飯山町」がランクインした。
子育て世代部門の1位には、総合部門1位の「大分県豊後高田市」が輝いた。2位は「大分県臼杵市」。3位は「島根県飯南町」という結果だった。
シニア世代部門の1位は、2年連続で「大分県臼杵市」だった。2位には同県から「大分県飯南町」が選ばれ、3位には各部門のトップ3に唯一「兵庫県養父市」が入った。