新型コロナウイルスの影響で、Web会議やZoom飲み会などオンラインでのコミュニケーションが急速に浸透している。わざわざ集まらなくても気軽に会うことができるのがオンラインの魅力だが、キャリコネニュース読者からは“オンライン疲れ”を感じているという声も寄せられている。(文:コティマム)
授業の進め方は現場に丸投げ!「オンライン授業をやれとか言われてもできません」
北海道で教員をしている50代女性も、オンライン疲れを痛感するひとりだ。休校によりオンライン授業を導入する学校が増えるなか、「オンラインに慣れていないため、全てにおいて疲れています!」と嘆いている。「やり方も機器もないのにオンライン授業をやれとか言われてもできません」と、授業の進め方や準備に苦労しているようだ。
ネットに慣れていない人や環境が整っていない人が、オンラインを使ったコミュニケーションに適応するのは難しいだろう。学校側も設備などの環境を整え、方法や進め方をわかりやすく講習する必要がある。
長引く会議、在宅勤務は逃げ場がない
また、オンライン会議に関する不満も寄せられた。
「上司がダラダラ発言して会議が間延びする。そのくせ本人は次があるからってさっさと抜ける」(正社員/埼玉県/女性)
会議室にわざわざ集まる必要がないオンライン会議だが、それぞれが自宅にいることで逃げ場がないことも。あらかじめ会議時間が決まっていても、ダラダラと発言を続ける人が現れ、会議が長引く場合もある。
「会議は仕方ないが、皆オンラインで愚痴を言うのでうんざりして疲れてきた」(フリーランス/神奈川県/女性)
また、オンライン上での愚痴大会にうんざりしているという声もあった。オンラインで簡単に繋がれるからこそ、逆に距離の取り方が難しくなるのかもしれない。
「”人間らしくない生活”が続くとおかしくなりそう」
オンライン利用が続くことによる身体面の不調を感じている人もいる。
「画面が小さい場合は特に目が疲れる。同じ姿勢が多い。目と頭と手は使うが、全く声を出さず座ったままというバランスの悪い状態が長時間続くと、おかしくなりそうになる。『使わない部分が退化してもよいのでは?』と思うほど人間らしくない」(正社員/北海道/女性)
在宅ワークが続き、一日中パソコンとにらめっこしている状態では体もなまってしまう。長時間、画面を見ることで目は疲れ、座りっぱなしで足腰も弱くなる。自宅に引きこもり、運動をしない生活が長引けば、確実に体は退化するだろう。在宅勤務をしている人は、意識的に休憩をとり、定期的に散歩するなど日光を浴びる時間も必要だ。
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