7月1日から小売店を中心にスタートしたレジ袋有料化。レジ店員から「袋はいりますか?」と問われて、一瞬、躊躇してしまった人も少なくないだろう。しかしそれでは収まりがつかず、つい店員に感情的になってしまう人もいるようだ。スーパーで働く沖縄県の50代女性からは、
「セルフレジの近くに『有料レジ袋』と書いているにも関わらず、タダ同然の感覚で袋を持って帰ろうとする人がいた。こちらが『レジ袋は有料です』と伝えたら激怒された。しかも手には5枚の袋を持ちながら」
といった声が寄せられている。今回はレジ袋有料化で辟易する店員の投稿を紹介する。(文:鹿賀大資)
「車に袋があるから…」買い物かごをもって店を出る客にハラハラ
コンビニ勤務の長崎県の30代女性も、横柄な態度をとる客に苦しむ。それは女性がレジ番をしていた際、ある客に「レジ袋あるから、これに詰めて!」と当然のようにわたされた時だったという。
「レジ袋といっても、明らかにそこら辺のゴミ箱から拾ってきたような汚さでした。しかも袋が何か所か破けていたので、そのことを伝えたら『俺が使うんだから、黙って入れればいいんだよ!』と……」
女性は「汚すぎてすぐに手を洗いました。レジ用の衛生法みたいなのを作ってほしいです」と訴えている。
ドラッグストアに勤務する兵庫県の40代女性は、客に袋のサイズを聞いた際に返される「ふつうで」に対して困惑気味だ。女性の店舗では袋のサイズが4種類あり、サイズごとに値段も違うという。また、
「『車に袋があるのでレジ袋は要らない』と買物カゴごと店を出て行く人がよくいます。カゴが返ってくるのかハラハラします」
とも綴っている。
エコバックをカウンターに置き、袋詰めを要求する客も
コンビニ勤務の宮城県の30代女性も「車にエコバッグがある」という類の客に不満を募らせる一人だ。商品を大量に購入するのはいいが、それらをすべて抱えたまま駐車場まで向かおうとする客について、
「心の中では『いや無理あるよそれ…』と思いながら去るのを待ちます。その間も後ろにはお客様が並んでいるので、時間のロスが発生。特にピークの時は、やめてほしいものです」
と綴る。また、
「今まで当たり前にレジ打ちをした商品を袋に詰めていたせいか、レジ袋有料化後もエコバッグをカウンターに置き、ただ待っている人もいます。マニュアルでは『お入れしますか?』と聞くことにはなっていますが、正直自分で入れてほしいです」
という。そうしたことから「レジ打ち後に商品をさりげなくお客様側に並べて、気付かせるようにしています」とのことだ。
※キャリコネニュースでは引き続き「【店員】ビニール袋有料化で困っていること」や「結婚相手に求める年収は?」に関するアンケートを募集しています。