医師の半数が新型コロナで「感染防止のための業務増加」と回答 | キャリコネニュース
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医師の半数が新型コロナで「感染防止のための業務増加」と回答

「コミュニケーションがとりづらい」という人も

「コミュニケーションがとりづらい」という人も

医師のともは8月4日、新型コロナウイルスによる「医師が抱えるストレス」に関する調査結果を発表した。調査は7月18日~31日に、20代~80代の医師会員を対象に実施。1201人から回答を得た。

現在、仕事へのストレスについて、「強く感じている」が28%、「非常に強く感じている」が12%、適度に感じている」は48%となった。計88%が仕事にストレスを感じていることが分かった。

「安全を取ろうとしても、職員の士気を高めようとしても『経営が』と言われる」

新型コロナウイルスの流行前と比べてストレスが増えたという人は68%。ストレスの原因は「感染リスク」が最も多く、72%だった。具体的には

「医師であることが行動規範のモデルとなるべき職業として認識されること、また、無症状での感染が職場内で発生すると甚大な影響が出てしまうこと」(40代・勤務医)
「患者の退院が進まないことによる業務増大や、学会や勉強会で他院の先生方とお会いする機会がなくなってしまっている」(40代・研修医)
「感染疑いの患者は診察の度に防御策を講じなければならず、またその資材不足もありストレスである」(50代・勤務医)

といった声が寄せられている。他には、「感染防止のための業務増加」(47%)、「勤務先の経営悪化」(41%)、「コミュニケーションがとりづらくなった」(27%)という声が上がった。具体的には、

「安全を取ろうとすると『経営が』と言われ、職員の士気を高めようとしても『経営が』と言われる。多忙な部署を支援するための業務を、やや落ち着いている部署へ依頼しようとすると『ウチの仕事じゃない』と拒否される」(50代・勤務医)
「スタッフとの何気ない会話が減って、人間関係が悪くはないが互いのことがわかりにくくなった」(40代・大学医局員)

など悲痛な声が寄せられている。

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