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4時間残業しても定時退社扱い! サビ残が当たり前の環境から、残業代がしっかり出る職場に転職した男性

画像はイメージ

就職・転職とも売り手市場のなか、労働への対価が正当に支払われない職場には見切りをつけ、転職する人が後を絶たないようだ。

神奈川県の40代後半の男性(医療・福祉・介護/年収450万円)は、ブラック企業を1年で退職した。そこは「独立行政法人の病院」で、国家資格を持っている男性は「リハビリ専門職」として働いていた。

「独立行政法人の病院ということで、安心感を持って就職しました」

しかし、思い描いた環境とは大きく異なったのだ。(文:長田コウ)

「新人は勉強中なのだから、業務ではなく研究、勉強になる」と残業代を払わず

まず男性が驚いたのは、「タイムカードがない」ことだが、それだけではない。

「手書きの勤務表に出勤退勤時間を1か月分書いて、提出するのですが、早出含めて1日4時間残業したとしても、定時退社で書くよう言われました」

と改ざんを指示されたという。理由として「新人はまだ勉強中なのだから、業務ではなく研究、勉強になる」と言われたようだが、納得できなかっただろう。

残業代についても厳しかったらしく、患者のリハビリをしない限り、「残業代は出せない」と言われたそう。しかし、これはあまりにも理不尽だった。というのも、「リハビリ療法職は定時を過ぎて患者対応することなどなく、カルテの記載やミーティング、書類作成が残業の理由」だったからだ。

「それにお金を出せないという病院の言い分には違和感を感じました。医師のように基本給が高いわけでもなく、そもそも固定給が20万円そこそこで、残業代がないとカツカツでした」

転職活動を経て、民間病院に就職した男性は、こう清々しく投稿を結んだ。

「(今の職場では)しっかりと残業代が出たので転職してよかったです。独立行政法人の病院に対する見方が大きく変わりました」

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