学校給食の民間委託の導入が全国で進んでいる。だが、女性によると、この仕組みが昇給を阻んでいるようだ。
「入札で請け負う会社が変わるたびに給与昇給もリセットされて……」
自治体の入札によって運営会社が変わるたび、現場の経験は考慮されず、給与はまた新人と同じラインからスタートしてしまう。これでは、どれだけ熱意を持って働き続けても、将来への展望を描くことは難しいだろう。
労働環境もまた劣悪のようだ。人手不足が常態化し、現場の負担は増すばかりだという。「献立によっては早出、人が足りないと残業」になるが、その分の賃金は出ないと憤る。
「委託費の公表はありますが、委託会社が利益などを優先すると、末端の現場調理員には届きません」
女性によれば、給食調理には専門的な知識や技術、さらにはアレルギー対応などの厳しい制限への理解が不可欠だ。それにもかかわらず、仕事の価値が軽んじられていると感じているようだ。
「民間委託になったとたん、底辺職種に陥ったように思えます」
さらに、後継者も育たない環境が多いとし、「将来、学校給食崩壊を招く恐れがあるんじゃないか」と懸念している。
コスト削減を優先した民間委託の結果、現場が疲弊し、給食の継続性さえ危ぶまれている。女性は最後に「公的な仕事なため、なんらかの救済、保障が欲しい」と訴えた。
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