どんな嫌がらせだったのかは明かしていないが、「憔悴し困り果て専務に相談した」というから相当なものだったのだろう。ところが専務の対応は……
「『少数の会社なんだから上手く仲良くやれや!!』と有難い言葉を貰い流石にキレタ」
なんら対策してくれることもなく突き放されたことに、憤りを隠せない。その後、男性は開き直ったのか極端な行動に出てしまう。
「殺意丸出しのまま毎日古株の人に謝りに行き、結果『そんな糞を見るような目で俺を見るな!!』と逃げて行き、それ以降、彼は私から逃げるようになった」
男性の行動にも問題があったのかもしれないが、これで完全に会社との関係がこじれてしまったようだ。
「それからしばらくして謎に変なタイミングで給与が数万あがり、あ~首かなぁ~と悟った」
あるときは事務室から「もう少しで居なくなるんだから一緒や~」という電話の声が漏れ聞こえてきたという。
社長室に呼ばれ、「事業縮小のため首」しかし……
案の定、しばらくして社長室に呼ばれ、「事業縮小のため首」と告げられた。社長は男性の転職先として「付き合いのあった下請けに再就職が決まっている」と言ってきたそうだが、男性は「お前らともう関わりたくねーじゃw」と自分で就職活動する事を決めたという。最終的には
「3か月程で土木会社に就職が決まり、半年で前会社の年収を超える……ほんとなんであんな給与で働いてたんだろう」
と自身に呆れた様子で振り返っていた。
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