「入って早々社内システムの使い方も自分で何とかするように言われ、紙切れを渡されただけであとは同じグループのリーダーに従うように言われた」
男性は「まぁ、それ自体はよくあること」と許容できたが、問題はそのリーダーだった。徹底的に管理しようとし、男性の状況を無視して次々と指示を飛ばしてきたという。その上、リーダーからの要求は、常軌を逸したものだった。
「紹介した人間は即覚えろ」
「20年以上放置した工具の整理を3日でやれ、休日も出ろ」
などと無茶振りし、要求通り出来ないと「能力が低いと洗脳しようとしてくる」という有り様だった。「こういうのをガスライティングという」と男性が続けたように、まさにその典型例だろう。相手にわざと誤った情報を与えたり、非難を繰り返したりして、自己の記憶や正気を疑わせる行為は「ガスライティング」と呼ばれる。
「二言目にはセンスないですね、言ったじゃないですか、聞いてた? 賛同出来ない、じゃあ全部任せようかなど、よくもまあこんなことをポンポン他人に言えるものだと呆れるばかりの人だった」
「15分単位での就業報告」を義務付けられる
「15分単位で就業報告をつけて毎日報告するように手製のスプレッドシートを渡され」、常に監視されている状態だった。マイクロマネジメントの極みだ。挙句の果てには、リーダーにストレスをぶつけられるようになり、「密室に呼び出され、ひたすら罵倒される」日々が続いた。
こんな毎日に男性は「これは無理」と判断。入社からわずか「1.4か月」で退職した。
退職後、ネットの掲示板で会社の評判を調べたところ、「人材の交差点」と書かれていたのを発見したという。従業員が定着せず、次々と入れ替わっていくという意味だろう。
驚くべきことに、男性が退職を伝えた課長や部長も、入社して1年未満の転職組だった。問題はリーダーだけでなく、会社全体が課題を抱えていることがうかがえる。男性は「こんな会社でキャリアに汚点を遺したことが悔やまれる」と結んだ。
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