その原因は丈の高いグラスにあった。
「いくつも載ったトレーを片手で持ち、お客様のテーブルに1つずつ置くと、バランスが崩れ何度かグラスを倒しそうになったことがある」
そこで女性は、空いたテーブルに一時的にトレーを置き、両手に持てる分ずつ配膳をしていた。しかしこれがマニュアル違反だとしてこう咎められてしまう。
「(トレーを)手で持って。テーブルに置くのはダメ」
効率や見た目を重視するため等の理由はあるのだろうが、これが女性のストレスを増大させた。
「毎回緊張し、勤務の日はお腹が緩くなるほどストレスでした」
また、仕上がった料理に注文票がついておらず、「似たようなメニューが多く」見分けがつかずに配膳ミスをしてしまうこともしばしば。
このようにホールの仕事に振り回されていた女性だったが、決定打になったのは店側からのある一言がきっかけだった。
「いずれ、パスタの調理もやってもらうから」
ホールで手一杯な状況でキッチンの業務も加わるのだ。こうして「無理だ」と限界を感じた女性は早期退職を決めた。女性にとっては、お店が求めるスキルの習得ペースや業務範囲の広さが合わなかったということだろう。
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コンビニの工場で7、8時間休憩なし&トイレ我慢で3日目に逃げるように辞めた女性
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