保育士が明かすブラックな労働環境「人手不足で14時間拘束でも、超過分の残業ナシ」「園長が横暴で自己中。休日出勤も黙認」 | キャリコネニュース
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保育士が明かすブラックな労働環境「人手不足で14時間拘束でも、超過分の残業ナシ」「園長が横暴で自己中。休日出勤も黙認」

ブラックな保育園

ブラックな保育園

共働き世帯が増えている今、政府や自治体では保育園に入れない待機児童を減らそうとさまざまな施策が行われている。しかし、保育士の処遇改善が進んでいる実感は湧かない。そのせいか、キャリコネ読者の中でも保育園勤務経験者からの回答が多く寄せられている。

「退職日の変更をするように恫喝、退職金の手続きを嫌がらせでしてくれない。職員全員の前で怒る。ボーナスの未払い。有休をとらせてもらえない。保育園は東京で1番大きくても小さくてもこんなにブラックです」(40代女性)

他にも、保育士を取り巻くブラックな環境について寄せられた回答を紹介する。(文:林加奈)

「良い保育園ランキング」の上位に選ばれているけれど……

同じく都内の保育園で勤務経験がある30代の女性は次のように実態を振り返る。

「正社員は自身を含めて3人、あとは全員パートでした。年度途中で正社員が2人退職したため、そのころから半年間は早番~遅番までずっと正社員の私が園にいなくてはならない状況でした。日祝以外は朝6:30~夜8:30まで、毎日園にいました」

女性によれば残業代はもちろんなく、超過していた時間分は「中抜けして時間を調整しているので、1日の勤務時間は8時間になっていますよ」と言われたという。

拘束時間は14時間で勤務時間が8時間となると、残りの6時間は中抜けしていたことになる。客観的に見てもこの言い分は無理があると言わざるを得ない。この保育園は「良い保育園ランキング」の上位に選ばれたこともあるらしく、女性は「いったい何をもって『良い』と言われているのか」と首をかしげる。

「気分屋なワンマン園長」に振り回され疲弊

次は、宮城県内の保育園に勤務していた30代女性のエピソードだ。「業務の膨大さで1日12時間労働するのも当たり前。残業代も一切出ない」という保育園で、

「園長が横暴かつ自己中で勤務した誰からも嫌われていました。休憩時間も園長がいる場所で休憩をとるので全く休まらず、それでも短い人は15分程度しか休憩が取れませんでした。園長の思いつきで勤務時間や仕事の運びが変わることも。園長が気に入らない人は系列の幼稚園に飛ばすエピソードもありました」

このエピソード見る限りだと確かに気分屋な様子の園長だが、現在は体調を崩して入院中だという。今は代理で園長の娘が来ているが「『時間で帰ってね』など口だけで、タイムカードがあるにもかかわらず、残業代は払いません。休日出勤も黙認です」と、園長在籍時とほぼ変わっていないようだ。

※キャリコネニュースでは引き続き「ブラック企業経験談」派遣社員の不満に関するアンケートを募集しています。

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