エバーセンスは6月25日、「男性育休」に関する調査結果を発表した。調査は5~6月にネット上で実施し、同社運営のアプリ利用者563人から回答を得た。
ご自身・配偶者が男性育休を取得しなかった人に理由を聞くと、最多は「職場の理解がなかった」(40.1%)だった。以降は「収入を減らしたくなかった」(19.9%)、「必要性を感じなかった」(16.2%)と続いた。
不安なことは「仕事の引き継ぎ」「復帰後の仕事への影響」
育休を取得していない男性に育休取得について不安なことを聞くと、「仕事の引き継ぎ」(62.9%)、「復帰後の仕事への影響」(60.8%)と育休前後の仕事に関する不安が大きかった。3位以降は「家計への影響」(51.6%)、「職場・取引先の反応」(47.4%)などが挙げられた。
配偶者が育休を取得しなかった女性の中で、実際には「取得してほしかった」と感じる人は「すごく取ってほしかった」(21.2%)、「できれば取ってほしかった」(34.1%)の計55.3%だった。
育休を取得した男性に「取得の際に不安はあったか」よ聞くと、「とても不安だった」(19.1%)「少し不安だった」(33.3%)と合わせて52.4%の人が不安だったとした。理由としては、
「職場にスムーズに戻れるか不安だった」
「過去に男性で育休を取得した社員がいなかった」
「引き継いだ仕事が順調に進むかどうか、育休明けに自分の居場所が残っているか心配だった」
などの声が寄せられた。
男性の育休取得のために効果的なこと1位は「上司や同僚の理解・サポート」(77.2%)。次いで「職場の積極的な推進」(68.6%)、「収入の保障を手厚くする」(52.9%)と続いた。
また、男性版の産休については、74.1%が「取得したい/取得してほしい」と回答。
「コロナ禍の現在では里帰り出産も難しいため、産後の妻をサポートしたい」(男性)
「産後が一番肉体的にも精神的にもつらく大変だったので、 助けてほしい」(女性)
などの回答が寄せられた。